2011年7月 JBSA東京 落水者救助訓練のレポート 

関東地方も梅雨明けとなり本格的な夏が到来した7月9日。
昨日安全対策事業の一貫としてJBSA神奈川の会員でセーリングインストラクターの北村さんを講師に迎えて、講義と操船実技の講習を行いました。

以下、報告です。
参加者(敬称略)
サイテッド 谷下田 橋本 小柴 川瀬(神奈川)佐藤(講義のみ)
ブラインド 湯川 伊藤 安達 
児玉さんと堀江さんは仕事で欠席となりました。

午前の講義ではunder power(機走)とunder sail(帆走)による救助方法を学びました。

1.ウイリアムソンターン
機走時に落水者発生した場合、落水者がいると思われる元の航跡上に戻る方法。

2.クローズ~アビームでセーリングの際に落水者が発生した場合、セーリングで救助する操船方法。

3.ランニング~クォータリーでセーリングの際に落水者が発生した場合、セーリングで救助する操船方法。

午後からは準備した浮きを落水者に見立てて、サイテッドの皆さんが講義で学んだ1~3をポジションを替えながら体験しました。
落水者がいつ落水したか分からない状況で、来た方向に戻るウイリアムソンターンには驚きました。
2と3は、逆ジブを使用しながら落水者に接近、最終的にヒーブツーの状態にして風上から落水者を引き上げる方法です。

そして2時間ほどの実習を終えてから艇をマリーナのポンツーンに戻して、谷下田さんと伊藤さんが実際に水に入り、自力で船上に上がれるか体験しました。
伊藤さんには浮き輪を投げて救助しようとしましたが、どこに浮き輪があるか分からなかったとのことでした。

やはり、北村さんが何度も言われたように「絶対に落水しない、落水者を出さない」といいう心構えと対策が一番大切だと痛感しました。
大変、有意義な一日でした。
来年はサイテッドの皆さんが講習を行うと言う発言も有りましたので、宜しくお願いいたします。

参加された皆さん、暑い中、お疲れ様でした。
講師を務めていただいた北村さん、有難う御座いました。
そして、講習の準備をいろいろとして頂いた橋本さん、ご苦労様でした。