第10回横浜港ボート天国ブラインドセーリング大会 感想文 宇田川敏男

エオリアの宇田川です。

9/22,9/23に行われた横浜ボート天国の大会に出場しましたので、簡単に報告します。
今回の大会は、第10回ブラインドセーリング大会になりますが、単にブラインドがセーリングをできるというデモンストレーション的なものではなく、真に晴眼者と対等にレースをする大会であると感じました。

9/22は、千葉、東京、神奈川の東京湾に面するヨットクラブが6艇で争い、順位を競いました。
そして、9/23に、前日の上位3チームとブラインドの3チームの6艇でレースを行いました。
YCCの堀理事長のお言葉を借りれば、「健常者と視覚障碍者がガチンコ勝負をする時がようやくきた。」とおっしゃっておりましたが、まさに各チームは、クラブの威信をかけて、真剣でしたし、我々ブラインドも対等にレースができる絶好のチャンスでしたので、必死に頑張りました。
エオリアはスタート1分前にボラがコックピットに飛び込んできたり、ジムのブロックが壊れたり、太ももがけいれんを起こす人がいたりとアクシデントがいろいろありましたが、みんなで頑張り、結果エオリアは、総合で3位に入賞できました。

ブラインドは、シード権のようなハンディキャップをもらって、決勝戦に出場できたとはいえ、健常者も含めた9艇で争っての入賞できたことを本当にうれしく思いました。
このことは、、今後のブラインドセーリングの大いなる励みになると思います。

ブラインドセーリングそのものが、サイテッドとブラインドが各々の役割を果たしながら、レースを行う共生のスポーツでありますが、今までは、ブラインドの世界におりました。ですが、これからは、4人で各々の役割を果たすという決まりのあるセーリング種目の1つであり、そのルールを守ればオープンなスポーツになれるのではないかと思ってきました。

最後に長期にわたりブラインドセーリングを応援してきてくださった横浜ボート天国の関係者にこの場を借りて、感謝申し上げます。

エオリアのメンバー 
ヘルムス:内村、メイントリマー:宇田川、スキッパー:竹内、ジムトリマー:千葉