2015年9月 JBSA東京 定期活動のレポート

東京支部から9月20日(日)の定期活動報告を申し上げます。

参加者(敬称略) 
サイテド  橋本 小柴 
ブラインド  村井 湯川

使用艇  あほうどり

天候  晴れのち快晴 
風向  北~北北東~東~東南東~東~東北東
風速  2.2米/秒~5.2米/秒

行動記録
10:19  出港
11:15   メイン・セイルをアップし帆走開始。千葉市、木更津市沖をセーリング。
13:40  ジャイビングを2度実施して帰途に。
14:35  セイル ダウンし機走に移る。
15:32  着艇

台風、洪水、竜巻、地震それに火山噴火と災害頻発の上に、8月中旬からの1か月間の日照時間が例年の半分と言われた多雨続きの夏の後、急に訪れた冷涼さに戸惑っていたセミたちも俄かに元気さを取り戻したような夏の戻り。
参加者全員の行いが余程よろしいのか、絵本の挿絵のような白雲すらも去り、やがて雲一つない快晴となる。堤防の上で海鵜が一羽、風に向かって大きく羽を広げている横を通り、荒川から東京湾に入る。

シルバー・ウィークで恐らく大混雑のディズニー・シーを九時方向にして進むと、海ほたるや風の塔を初め、房総半島の先端まではっきり望見できる好天に。
遠方を、かるがもの親子のように連なって多数のDinghyが行く。

しかし天はニ物を与え給わずで、風はビューフォート・スケールのソフト・ブリーズに至るか致らないかという程の弱さの上、風位がクルクルと変る。
変化する微風もセーリングの優れた訓練材料なのだろうが、それに対応されるスキッパーの絶妙なテクニックに感嘆し、終始、見学を決め込んでいてフト気付くと、kさんが、キャビンの床にしゃがみ込んで、子供の水鉄砲遊びのように、給水ポンプを手にして懸命の排水。
日常は社長室で威儀を正しておられるだろうに、失礼ながらこの光景に微笑ましくなるが、道具とスペースの制約でこれも、見学して声援を送るのみ。
豪雨の合間に、マリーナにあほうどりの状況を視察されたメンバーもおられたが、特にキャビンの生活空間の状態は出艇して見なければ発見困難なのだろうか。

 せいぜい2ノット程度の艇速のなかで、恒例の広域の談論風発ののち、2回ジャイブして帰途に就くと、皮肉にもやや風が安定してきた上、風速も若干上がり、気持ちの良い仕上がりセーリングとなった。
飛び切りの晴天に恵まれて幸福感に充ちた一日に、いつもと同様、心からの感謝を捧げて散会した。