理事長就任

文 村井優夫

この度、新理事長をさせてもらうことになりました。いろいろと至らない点が多々あり、ご迷惑をおかけすることがあるかと思いますが、皆さんのご助言・ご助力を賜りながらJBSA の発展に努力して行きますので、よろしくお願いします。

JBSAが竹脇さんを初めとする数人で立ち上がってから来年は10周年を迎えます。その間にJBSAは徐々にまた着実に歩みを続け、その活動拠点は、相模湾、浜名湖に加え夢の島と拡大して来ました。そのように発展してくることが出来たのも、JBSAメンバー一人一人の日頃の努力と活動を支援してくださる方々のご助力の成果であると確信します。

私達は、セーリングを通じて、サイテッドとブラインドの共生を実現する会です。そして、サイテッドとブラインドがお互いの力を出し合って一つの船を走らせているという姿は、マリーナに来る多くのセーラーたちの目を引いていることと思います。
それは初め、革新的なことのように見えたり、また奇異なことのように見えたり、また興味深いことに見えたりしたことでしょう。しかし、もはやJBSAの活動は、ブラインドセーリング全日本大会を過去5回開催するまでとなり、多くのセーラーたちから認知されるようになりました。これは私たちが目指すセーリングを通じてのサイテッドとブラインドの共生、ノーマライゼーションが正に浸透してきたということの一つの答えであると考えます。
そのようなJBSAの活動が、マリーナにおける障害者スポーツの普及、広くは社会全体のノーマライゼーション実現の一助につながると信じています。

今日、JBSAは、本部・支部制を整え、新たな発展段階に入りました。これは将来のNPO化を視野に見据えての組織の改編です。それに伴って、まだまだ整理して行かなければならない諸課題があります。
私はそれらを皆さんのご協力を得ながら一つ一つ、また着実に解決して行きたいと考えています。そして、JBSAが日本におけるブラインドセーリングの先導的な役割を担って行けるよう、勤めてまいります。
どうぞ、ご高配の程、よろしくお願い申し上げます。

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