第4回練習2005年7月10日

文 秋山

2005年7月10日(日曜日)、葉山マリーナで第4回ヤマハ30Sトレーニングを行いました。まだ梅雨の明けやら無いこの時期、前日夜半からは本州南岸に激しい風雨が襲いかかり、静岡県地方では大雨洪水注意報が発令されるなど、当日に向けて不安な天候となりました。今回は浜名湖支部からも岡野さん、板倉さん、寺田さん、齊木さんの4名の方が参加されることになっており、無事に来られるかどうか、これもまた心配されるところでした。
明けて10日朝、雨は何とか上がったものの前線の影響で強い風が残るという気象状況ではありましたが、浜名湖の皆さんも無事到着することができ、総勢29名が葉山マリーナに集いました。

天候 くもり 
風  午前/南西 12?13メートル、午後/南西 8?9メートル

使用艇 ヤマハ30S 5艇
    ラバーボート 1艇

参加者(敬称略)
ブラインド(12名)
村井、安達、伊藤、新井、田口、岩本、岡野、板倉、小倉、金輪、瀬川、白子

サイテッド(19名)
林、堀江、大沢、竹下、竹内、齊木、寺田、真下、安西、村上、マイランケ、大木、石田、藤野、大槻、日高、秋山

午前9時30分、葉山マリーナに集合したメンバーは、全日本のチーム編成を勘案した配艇を行い、それぞれに5艇すべて艤装を済ませました。しかし、相変わらず南西から12?13メートルの強風が吹き続いており、海上は白波が立ち、うねりも3メートル超と、とても出港できる状態ではありません。
やむなくハーバー待機を皆さんに伝え、その間は陸置きしてある艇の上でタック、ジャイブのシュミレーション、その他コクピットでの動き方、チームの連携など、シャドゥトレーニングをしてもらうことにしました。

正午過ぎ、みっちりと練習をしたメンバーたちが昼食をとっている間、気象情報を周辺のマリーナや各方面に問い合わせた結果、風は落ち傾向にあることが分かりました。

午後1時過ぎ、事実風は落ち始め、10メートル前後。この風だったら行けそうだとばかり、全艇に出港を告げました。
例によってラバーボートに乗った日高さんと秋山は、手早く風上・風下にマークブイを設置します。さらにラバーを本部船に見立て、スタートラインをつくって5艇を待ちます。この日は東京の大沢典江さんがラバーに同乗、サポート部隊の大きな戦力になってくれました。
ところが風が強いせいか練習海面から遠く離れる艇が多く、集合のホーンを鳴らしてもなかなか本部船に集まって来る気配がありません。
待っているといつになるか分からないということで、まず1本目のスタート 10分前の信号を鳴らしました。大沢さんが時計担当、完璧なカウントダウンでホーンの合図を送り続けます。

こうして実戦練習が始まりました。強風とうねりのためボートコントロールに苦しむ艇も数艇見受けられる中、それぞれの艇のうしろにラバーボートを寄せて、いつものようにヘルムバランスの取り方について日高さんのコーチの声が響きます。続いて2本目、今度はサイテッドがヘルムを取り、この海況での効率的な走りを探ります。このころになって各艇大分走りが良くなってきました。3本目は再びブラインドのシフトに戻してスタート。風は落ちたとはいえ8?9メートル、このタフなコンディションの中で、乗員の疲労が相当たまってきている様子が外見にも分かるようになってきました。

時計は午後4時を回りました。これ以上の続行は筋肉痛や腱鞘炎も心配?ということで、ハーバーへ戻れの合図。

今日は午後からの出艇ということもあり、短い時間ではありましたが少しでも洋上練習が出来て良かったと思います。
終了ミーティングでは、日高さんからの講評に続いて、遠来の浜名湖の皆さんに敬意の拍手がおくられ、全日本での再会を期して終了しました。

解散後、当然のように逗子駅前で懇親会が開かれました。浜名湖の方々は時間の関係で参加できず残念でしたが、元気な有志、といってもほとんどの人たちが集まって、先ほどまでの洋上での半べそがうそのように、大いに盛り上がっていました。

参加の皆さん今日一日お疲れさまでした。
さあ、いよいよ9月の全日本大会に向けてボルテージも上がってきましたが、これからは自主練習にいっそう熱が入ってくることでしょう。皆さん、頑張ってください。
それでは、9月にまた葉山でお会いしましょう。

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