活動報告 2023年5月13〜14日 ハンザクラス交流レガッタ

5月13日(土)、14日(日)と江の島においてハンザクラス交流レガッタが開催されました。
この大会は、昨年3年ぶりに再開され、本年も引き続いて全国のセイラビリティおよび関係の団体12団体が集い開催されたものです。JBSAもお誘いを受け参加させていただきましたので、以下に報告いたします。
併せて当日の写真も添付いたしました。
内容は、報告本文に続いて、参加された齊藤さん、松戸さん、アランさんの参加感想レポートが掲載されています。       

以下報告

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■セイラビリティ江の島ハンザクラス交流レガッタ2023 参加報告

2023年5月13日(土)、14日(日)の2日間、江の島ヨットハーバー(湘南港)に於いて「セイラビリティ江の島ハンザクラス交流レガッタ2023」が開催されました。
この大会は、セーリングを通して海の障害者スポーツの発展を促進し、同時に全国セイラビリティ団体との交流を深めることを目的に開催されており、障害のあるなしに関わらずあらゆる年齢層の人々が参加して、自分の新しい能力や可能性の再発見を図ることを目的に企画されています。

JBSAとしては2018年の初参加以来、今回で4回目の参加となります。

◆概要
▪参加団体:12団体
▪JBSA参加者:8名(敬称略)
ブラインド:齊藤、飯塚、水田 (3名)
サイテッド:猿渡、アラン・スモーレン、松戸、中尾、秋山(5名)
選手以外、中尾さんはJSAF障がい者セーリング推進委員会委員としての立場で、秋山は主催セイラビリティ江の島との窓口担当として参加しました。

◆レース概況
大会は2日間ともにあいにくの悪天候で、初日土曜日は曇り、風もSW1~2mと超微風。2日目日曜日はSE5~7m、時折8~9mの突風が横殴りの雨とともに吹くという悪コンディションの中で行われました。
大会のクラス分けは、2.3シングル、2.3ダブル、303シングル、303ダブルと4つに分けられ、JBSAからは303ダブルクラスに3チーム、東京支部から水田、松戸組、神奈川支部から齊藤、猿渡組、同じく神奈川から飯塚、スモーレン組がエントリーしました。
各チームとも難しいコンディションの中、初日1レース、2日目2レースの計3レースが行われ、ハンザ艇には経験が少ないながらもそれぞれに健闘し、レースを楽しみました。

◆成績表/303ダブルクラス 参加18艇 (各レース順位、合計得点、総合順位の順)
・飯塚、スモーレン組/ 18-8-18 44点 総合16位
・齊藤、猿渡組/ 10-RET(19)-17 46点 総合17位
・水田、松戸組/ 16-17-14 47点 総合18位

◆まとめ
今回ハンザクラス303を使用してのレース参加で、JBSAの参加者はブラインド、サイテッドともに全く初めて乗る船でのぶっつけ本番になるチームもありましたが、JBSA艇は苦労しながらも完走することができました。
微風、強風、加えて雨という悪天候の中でも、ひたすらゴールに向かう気迫を見せて艇を走らせたこと、またフィニッシュ後には「楽しかった!」の一言が出たこと、これらは今後への期待を大いに感じさせました。

今大会4年ぶりに再開された交流レセプションでは、中尾さんによるJBSA紹介PRの機会もいただき、また表彰式では、齊藤さんが特別賞をサプライズ受賞するなど、うれしい場面も多々ありました。

今回の挑戦は、日頃のブラインドセーリングの活動にとっても、貴重な経験となったことは間違いのないところで、レースに臨むにあたってのルールはもとより、レース全体の流れやスタートに対する知識なども含め、良い体験ができたのではないかと思います。

以上

2023年5月19日

報告:秋山淳

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以下に、参加した齊藤さん、松戸さん、アランさんのレポートを掲載します。

ここから齊藤さんの参加レポート

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斉藤です。
イベントが終わってから報告の指示を受けたので全体像が解りませんが、感想を記述します。

今年もJBSAとしてエントリーさせていただきました。とはいえ、いつからこのイベントに参加しているのか個人的には存じませんが、私は初体験のレースでバディと一度も練習出来ないまま、本番に臨むことになりましたが、ワクワクでした。
天候が心配でしたが、二日目のインパクトが強くて初日は記憶が薄いのですが、「初夏の曇りは明るく」雨も降らずによかったです。初めは風も2m程。アランさんが小さめの白いボードと磁石で、スタートからゴールまでの行程を教えてくださりイメージがつきました。猿渡さんはセール担当。私は左側でジョイスティック担当。ジョイスティックもルールも、左右1.2.3の角度の伝達はこの風ではスムーズに。途中「あっ、外れちゃった!」と猿渡さんがバタバタ。ブームが引っ張ったら外れたんです。もとに戻って良かったぁ。それでも水田組、飯塚組と挨拶を交わす余裕があった。風に乗りスタートが良かったので全体の中位に。

宴はもう少しゆっくり出来れば他団体ともお話出来たのですが、くら寿司と唐揚げおつまみにビールをいただき翌日に備え3缶程に。それでも家に着いたのは22時。

二日目の第一レース。HANSA3002。
風速5~7m、突風9.波の高さ60~80m。曇り。
この日はスタートが出遅れてしまった。出てみたらウネリもありワクワク。セールがバタバタと忙しい、雨が激しくなってきた。ジョイスティックの指示もみぎひだ!という。??どっちだ。スティックに手が出る。他の艇にぶつかりそうになるから間に合わないのだ。ウネリでスティックが重く、力を入れないと波に取られてしまう。メインセールの不具合で、「これ危険だ」と相棒が呟き救命艇に手を振るがみえていないのか、あちらからのリアクションがない。相棒のvoiceも届かない。いつもは携帯しているホイッスルはこういう時に無い。しかし気づいてくれ無事陸へと救助される。すみません、棄権します!1レース棄権。しかしすぐに修繕され相棒が「行く?」と不安気に尋ねてくる。(勿論よ)頷く。

2レース目まで時間があり練習が出来た。波しぶきが顔を撫でてゆく。波を乗り越えていくのは楽しい。人生のようだ。「しょっぺッ」←相棒。そう海水は異常に塩辛い。幼少期から慣れ親しんできたけれど、波に飲み込まれる度、なんで水の癖にこんなに辛いのぉぉ?と泣いていた。

二日目はこの状況でタックを繰り返すうち体が慣れてきた。視野が狭い分回りを見ようと顔をクルクル動かす、晴眼者は一目瞭然だけど、こちらは確認に時間がかかるのね。。。2レース目スタートは出遅れた。もうジョイスティックは二人で握っていた。瞬時に操作しないとぶつかってしまう。近くにアランsanが大きく手を振っている。松戸艇もいる、心なしか優雅に見える。このままみんなでゴールか。
猿渡さんも濡れた。私は左アウターも濡れてしまった。迂闊にも、アウターの替えは持参していなく上半分は濡れたまま授賞式を迎えた。こんな天候でも練習を重ねてきた人々が次々を呼ばれる。みんな振動数が高く、素晴らしい。
聞きなれた名前が呼ばれると、後ろで「オッ」という、自分だった。猿渡さんと前に進みメダルを受け取り握手をする。共にいただいたものだ。戻ろうとすると撮影があった。海水ですっぴんよ。。帰りは濡れた服で「ふじなみ」にも寄れなかったけれど、またゆっくり行きます。
閉会式が終わると、秋山さんが良かったね。と仰って下さる。飯塚氏が、見せて見せてと触る。昨年はガラスだったそうで。【大切なものは目にみえない】
ともあれ、安全に終えることができ、秋山さん、中尾さん、関係者様に熱く御礼申し上げます。JBSAメンバーとして良い経験と教訓、思い出になりました。

以上

齋藤優子

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ここから松戸さんの参加レポート

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「ハンザクラス交流レガッタに参加して」
5月13-14日 江ノ島ヨットハーバーにて

天候は曇り時々雨、13日は風1-3メートル 14日は5-9メートルで強い雨もあり、なかなかの状況下のレースでした。JBSAから3チームがエントリーして、当方松戸(サイテッド)は水田(ブラインド)さんと組みました。双方とも初心者でしたが、ハンザはとても簡単な艤装なので出発は難なく出来ました。
いよいよスタート時間が近くなり緊張していたため、他のクラスのスタート時間と間違えて、無駄に体力を消耗しました。水田さんごめんなさい…
それでも第3レースのスタートは満足いくものでした。その後はブームが外れたり、ジブシートのエイトノットがほどけて、何処かに行ってしまったと波瀾万丈、人生そのものって感じでした。結果第1レース目は18艇中16位、第2は17位、第3は14位と健闘したものの、総合は18位とオチがあってびっくり。あーやっぱりディンギーは楽しいです!

松戸良一

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ここからアランさんの参加レポート

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13日土曜日
最下位になって学んだ教訓:
私たちのボートの帰着が遅れたため、スタート4分というコールでスタートラインまで曳航してもらいました。 私たちはダウンウィンドコースを航行する機会がなかったので、風上マークから約 25 度西に風が変わっていることに気づきませんでした。
私たちはゴーサインでスタートし、ポートタックからスターボードに変更した。レースコミッティのボートからだと思われる誰かが『ポートタック!!』と叫ぶのが聞こえました。30メートル過ぎて再び右側のコースにタックしましたが、島が遮って風は止み、風は島の両側を回るようになり、 私たちは風の混乱にはまってしまいました。 穏やかな場所や風の強い場所ではコースの表面をよく見極めるという大きな教訓を学びました。

14日日曜日
第2レース:
風が強くなり、練習時間も少しあったため、期待が持てるレースとなった。
我々のスタートは良かった。 レース全体では5位くらいかと思っていた。 しかし、最終報告ではレースでは8位となり、第1レースよりはるかに良い結果だった。

第3レース:
5分間のカウントダウンで、スタートまで1分。私は帆をしっかり張って本部艇の右外側で左舷にタックし、右舷ビーム風に向かって反時計回りに旋回を続けました。
高さ1.0メートルの波を横滑りしていたとき、ターンでメインシートをリリースしなかったためにオーバーヒールしてしまいました。 20cmほど水をかぶりました。 私のブーツも服も海水で濡れ、びっくりしました!
私たちはスタートラインに行こうとしていたが、スタートラインを離れる前に1分30秒ほど停止してかき出さなければならなかった。 遅れのせいでまたしても最下位でゴールすることになった。 次回はしっかり準備します!

昨年よりも状況認識が向上し、指示もより的確になったと感じます。 これはボートでの経験は2回目で、今年は初めてでした。 今年も練習の機会があればと思います。上達を楽しみにしています!
ベテランセーラーの方々の今後とも変わらぬご支援とご協力に心より感謝申し上げます。

ありがとう
アラン

Saturday 13th
Lesson on how to come in last place: 

Our boat was late returning so we were given a tow to the start line at a call of 4 minutes to start. We had no chance to sail the downwind course and I was unaware of the wind shift of about 25 degrees west of the windward mark.
We started on the go signal and I made a port tack to starboard and heard someone I think from the race committee boat yell ‘ port tack!!” After 30 meters I tacked again to the right side course and the wind died due to the island blocking it, the wind circled both sides of the island. we got stuck in the wind confusion.
I learned a big lesson to watch the surface of the course for the calm and windy areas better.

Sunday 14th
The second race showed promise with more wind and some practice time.
Our start was good. I thought we were in 5th place for the entire race. But the final report had us in 8th place, much better than race 1.

Race three:
In the five minutes countdown with 1 minute to start, 
I made a tack to port on the right outer side of the race committee boat with sails tight and continued counterclockwise turning to a starboard beam wind. As we were sliding sideways down a 1.0-meter wave, we over heeled because we didn’t release the main sheet in the turn. We took on about 20 cm of water. Sea water filled my boots and our clothes. this was a big surprise!
We were trying to get to the start line but we had to stop and bail for about 1:30 minutes before leaving the start line. Our delay let us finish last once again. We will be ready next time!
I feel our situation awareness has improved from last year and commands are more precise. This was only our second experience in the boats and the first time this year.

I hope we can have opportunities this year to practice.
I look forward to improving!

Many thanks for the continued support and assistance from the veteran sailors.

Thank you 
Alan