東京レポート 4月22日

文 鈴木克己(JBSA東京)

日時 2007年4月22日 集合 夢の島10時
天候 晴れ、気温17度
風  18.4?25.7メートル
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
 サイテット(3名)二瓶、佐藤、橋本
 ブラインド(2名)安達、鈴木

9時30分夢の島に着くと屋上には紅白の吹き流しがはためいている。風はときおり9メートルを越えているようだ。
「今日もまた飲み会になるかも」と言いながらクラブハウスに入ると、そこには100人ほどの親子の集まりに思わず「何の集まりだろう、この風の中で」と顔を見合わせた。
小学生くらいの子に聞くと「船に乗るのだ」と言って楽しそうに騒いでいる。
前の空き地に展示してあるゴム製のテンダーの周りにも子供たちが集まっていた。

私たちはあほうどりで風待ちをすることにしてその場から移動する。
風は11時の放送で一段と強まり瞬間27メートルを越えたことを知らせている。周りの艇も動く気配はない。
12時の放送でも風は弱まる気配はなかった。
「あほうどりも出港を断念しましょう」との提案に全員賛成。コックピットには4月の太陽が注ぎ、南南西の生暖かい風が頬をなで、気持の良い談話室にかわった。
それから2時間、普段疑問に感じていること、JBSAの将来のこと、やりたいこと、して欲しいこと、会員を広げること、名簿配布のこと、指導教材を作ること、セーリング活動のこと、情報を共有化すること、あほうどりを提供してくれた秀馬さんを東京にお招きしたいこと、などなど視障者、晴眼者の差別ない会話が活発に交わされた。「腹が減った。2時だよ」との声で、艇内を片付けてマリーナ2階の食堂で遅い昼飯。
「次回は5月5日の横浜への回航でしたね」との挨拶で解散した。
サイテットの二瓶さん、佐藤さん、橋本さん今日もお世話になりました。
強風で出港できなかったけれども、お互いに理解を深めることができました。大きな収穫だったと思います。本当にありがとうございました。
安達さん、良い勉強になりましたね。このような機会を今後も重ねましょう。

JBSA東京の5月のセーリング予定は5日(土曜日)夢の島から横浜ベイサイトへの回航、12日(土曜日)か13日(日曜日)は横浜から船底塗装を終わったあほうどりの夢の島まで回航、20日(日曜日)にはTYCレースの第3戦が計画されています。一人でも多くの参加をお待ちしております。

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