第3回TYCレース参加報告

文 鈴木克己(JBSA東京)

日時  2007年5月20日 
集合  夢の島 8時、艇長会議 8時30分、出港 9時、スタート 10時、表彰式 15時
天候  快晴、気温25度
風   北西風3?5メートル
使用艇 あほうどり
参加者6名(敬称略)
 サイテット 佐藤、二瓶、児玉、橋本
 ブラインド 安達、鈴木

3月・4月とつづけてノンレースになったTYCレース、あほうどりにとっては今回が初戦だ。
今日は快晴に恵まれ、全員に気合いが入っている。
早速出艇届を本部に提出し、「6」と書かれたピンクのレース旗を受け取る。
8時30分のレース説明ももどかしく、それぞれの艇に向かって走りだす。参加30数艇が狭い水門に集中する。

早速コミッティーボートにあほうどりの確認申告を行う。アウターを見ながら風向きや潮の流れを確認しスタート位置に移動する。
間もなくスタートのフォーン1声が響き、クルーザー(A・B)クラスの競技が始まる。前方にはまだ上マーク・ボートがアンカー位置を探して進んでいるのが見える。それを追うように、3?4メートルの風を受けてあほうどりも快走、スタートラインを越える。

スキッパー橋本さん、ヘルムスマン安達さん、バウマン佐藤さん、ジブトリマー二瓶さん、児玉さん、メイントリマー鈴木の分担。
風を求めて左へ向かう艇、右に向かう艇、互いに着きつ離れつしながら次第に間隔がばらけてくる。
上マークを回りスピンを揚げる。微かに風をはらんだ音を聞いたように感じたが空耳だったろうか。
下マークの手前でスピンを降ろし、上マークへ向かう。ここまで1時間10分、安達さんはひたすら風向きに神経を集中しティラーと格闘を続けている。
スピンの上げ下ろしは瞬時の作業、手際のよさに見とれる自分がそこにいた。他艇の状況説明を受けても右耳から左耳へ抜けている感じだった。
2度目の上下マークを回って既に2時間を越えた。これからフィニッシュだと思っても集中力は失いかけていた。

突然、「ゴールはどこだ?、イエローフラッグを揚げた本部艇は見えないか?」。えッ!、そんなことあるのだろうか。
風向きが変ると本部艇を移動し、風上にゴールラインを移すとの説明を受ける。陸上競技の概念からは想像できない不思議な話だ。
フィニッシュ確認のフォーンが鳴り、今日のレースは終った。
私にとってはじめてのレース体験、見るもの聞くもの全て自分の記憶の外のことばかりで、緊張と混乱の一日だった。
あほうどりはこのままバースに向かい、13時30分マリーナに戻る。

遅い昼食を兼ねて反省会を行い、ブービーを確認し、次回の拳闘を誓って散会した。佐藤さん、二瓶さん、児玉さん、橋本さんありがとうございました。
安達さん毎回一つずつ順位を上げるように力をつけましょう。サイテットの皆さんご指導お願いします。

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