日高茂樹氏葬儀のご報告

JBSAの設立にご尽力され、草創期から主要メンバーとして協会の発展に多大な貢献をされた日高茂樹さんが、4月24日にお亡くなりになりました。
生前のご厚情に感謝するとともに心よりご冥福をお祈りいたします。

以下、25日の通夜際と26日の葬儀祭のご報告です。

神奈川支部 町田です。

昨日の通夜祭と本日の葬儀祭に参列、出棺のお見送りをして参りました。
葬儀の準備から手伝われ、最後まで送られた方、遠方よりいらした方、予定を急遽調整して参列された皆様、お疲れ様でした。

突然の訃報に、親しい方々も驚かれたことと思います。
私も、昨年のブラインドワールド大会以来お会いしておりませんでしたが、今年の年賀状で順調なご様子を伺っておりましたので、信じられず、また、何故?という気持ちでいっぱいでした。
 
葬儀は葉山の森戸大明神による神道式で、たくさんの花に囲まれた立派な祭壇でした。ヨット関係者やマッサージの専門学校で一緒に学ばれたご友人など、大変多くの参列がありました。本当に日高さんのお人柄を感じるご葬儀でした。ヨット界に多大な貢献をし、ブラインドセーリングの立ち上げにも尽力されたとの祭詞、弔辞がありました。

私がヨットについて語るのは大変おこがましいのですが、日高さんは風を「見る」ことができるセーラーでした。技術は言わずもがなですが、何より海を愛していたのだと思います。JBSAで初めてヨットを体験した私もチームの一員に入れていただき、一緒に2回の全日本大会に出場し、優勝することもできました。レースは私にとってはとてもハードで、なかなか操作も覚えられず、本当に私でいいのかと思ったこともありましたが、海とヨット、そして仲間と共に競う楽しさを教えてくださいました。

 日高さんは、その輝かしいヨット経歴から、本来は近づきがたい存在でありながら、常に気さくで温かい人でした。そして頼れる深く響く声、がっちりした大きな手。もうお会いできないと思うと寂しく悲しいですが、教えていただいた多くのことと、意思を引き継ぐために頑張って行かなければと感じました。

ここに謹んで哀悼と感謝の意を表します。日高さん、ありがとうございました。