2014年7月 JBSA東京 定期活動のレポート

東京支部 友田です。
7月5日の東京支部の活動報告をお伝えいたします。

今回は人数が多いので「あほうどり」と「バッカス」2艇で活動致しました。私はバッカス乗艇でしたので「あほうどり」の方の情報はわかりませんが互いに海上沖に居た海王丸付近で洋上待ち合わせしたので楽しそうな雰囲気を共有出来たのではないかと思われます。そんな大勢参加の本日には毎度お馴染みのメンバーに加え、この日は素晴らしいゲスト方が来て下さいました。

お馴染みのメンバーを紹介すると
サイテッドでは、常に冷静沈着な半袖と半ズボンにビーサンの姿に衣替えし夏を感じさせてくれる紳士的な橋本さん。
あほうどりでは頭脳明晰に加え元気100倍で時には整備士にも変身してしまう頼もしい海の男小柴さん。
毎回大きな青いガラガラ(田舎っぺの私はガラガラというキャリーケース)を引きずってマリーナ来るけど何故か今日だけは小さいカバンに変身した小柴さんと大の仲良しのヨット上で歌が上手い三場さん。
洋服や小物のほとんどがヨットや海関係のものを身につける程、血液が海水かもと疑いそうになる程に海を愛しヨットを愛して私たちにヨットの技術と用語を実践の中で教えてくれるスピンが大好きな児玉さん。
ブラインドでは、まさしく「ジェントルマン」の名が相応しく常に優しくフォローし堪能な英語や知識等を教えてくれる湯川さん。
冷静沈着で寡黙な男性なのかなと初対面の際に感じたけど、本当は海を愛しお馬さんも愛し落ち着きながらも心のなかは情熱に満ち溢れてる内村さん。

そんな毎回お馴染みのメンバーに加え本日7月5日は他支部や久しぶりの方、そして遥々長野県から始発に乗り来てくださった方がいらっしゃいました。

はじめに神奈川県支部所属の横倉さん。
久しぶりの女性ブラインドメンバー!
笑顔がとっても可愛くて胸キュンになってしまうお方でした。

もうひとりの方は久しぶりの参加という男性ブラインドセーラーの田口さん。
東京支部の方たちが「田口、田口!!!」と呼び参加を喜んでいてどういう方なのかなと思っていたら、喜んでる意味がわかりました。
この日は、天候が悪くて海上のうねりも不規則でまるでゴジラが出てくる前触れか?という感じでした。
ですが、そんな悪条件を吹き飛ばすくらいに田口さんの言葉でヨットについての奥深さ、今後の目標等を楽しく笑顔が溢れる程に聞かせてくれました。

そしてそして、何よりも今回の嬉しい参加者さん。その方が大矢さん!
私が遅刻寸前で新木場駅にたどり着くと湯川さんとドラマのように上り下りの反対方向同士のエスカレーターで出逢いJR改札に大矢さんを迎えに行くラッキーなことになりました。

なんとですね、大矢さんこの日ベストセーラー賞をあげたい程に素晴らしい活躍をしたのですよ。
ポンツーンからヨットが離れ児玉さんから操縦を友田へと変わった際に隣で座って前見て風を感じてた大矢さんは私のラットの操作を感じるように軽く握って体で感じていたんです。
その後も他の人たちがシートの操りやタックをする際にも見えない分、自分の手のひらで触って一緒にヨットを操作していました。
そんな奥ゆかしい学び方を弱視の私は見て学ぶことが出来ました。
ラットを大矢さんが握り風を掴むとこれがなんと!!ヒールしグングン進むのです!
こりゃあびっくり!

あまりお話が出来なかったけれども、タッキング用意している時に大矢さんの頭が私の近くに来た時に帽子に「八ヶ岳」等の山の文字が見えたのでもしかしたら山も好きなのかな?と思っていました。
私は重度の喘息発作を起こしやすい体質で山岳登山は禁止されているので山の景色は幼い頃より憧れの存在です。
また今度お逢い出来た際には聞いてみたいと思います!大矢さん。

夢の島マリーナは初めてという横倉さんと海を共にし、練習終わりに少し2人になる機会があり女性としての悩みや航海時の生活面、ヨットでの取り組み方等を相談できて今後のヨット生活にとても役に立ちました。

田口さんには「ヨットレースでの楽しさと素晴らしさ」を教えていただきました。
私はロング航海を取り組むと共に競技者としてもヨットを学び今後頑張っていきたいとも思っています。そんな時にレースに出る素晴らしさとクルージングでの両立の素晴らしさ両方を教えて下さいました。

しかし、まずはクルージング等で様々な海と風の昼夜の姿を見て肌で感じて海上と天気の感情を学んでからとも考えています。
そんな時にレースやセーリングの笑いある楽しさを教えてくれたのが今回の東京支部活動の大きな収穫でした。

バカな話をしたり他愛もなく話をし太陽と交信してお昼寝するクルージングでは
老若男女や私生活の立場等を取っ払い「平等」なひとりの海を愛する純粋な人間になります。
そんな仲間たちとのゆったりな時間で何が築けるか…それは、「信頼関係」なのだとひよっこな失礼な若者ですがここ最近思いました。

「信頼関係」が生まれ、心から嫌なことや良いこともとことん話し合え、どんなアクシデントが起きようとも命を託し合い共に愛する宝物がいるであろう陸に必ず帰ることを忘れずに安全に取り組める心が養われると感じました。

クルージングばかりしてきたおかげですっかり私は東京支部になれてどっぷり夢の島色に染まっちゃいました。おかげで男より男らしい心になりそうです。嫁入り前なのにヨットの勲章と言うべきなのか、太ももから下はシート操作で出来た傷跡で両足真っ黒な痣だらけ。ビキニもショーパンも生足ではけません!でもそんな体を見ても…やっぱ私はセーリング競技が大好き。そう心に思えた素晴らしい出逢いとヨットの良さがあった7月5日東京支部活動でありました。

大矢さん、横倉さん、田口さん、そして湯川さんのご友人の方、夢の島へとお越しくださりありがとうございました。
今度は日焼け止めが必要なくらいの真夏日にお逢いできることを楽しみにしています。

それでは、また洋上でお逢いしましょう!