2014年8月 JBSA東京 定期活動のレポート

8月3日の 東京支部の活動報告を申し上げます。

参加者( (敬称略)
サイテッド:橋本 三場
ブラインド:伊藤 夏刈 長谷川 木村(体験) 湯川

天候:晴れ  風:南南東~南、 風速:5.8~12.1米/秒 (東京港波浪観測所データ)

10:10 出艇
10:51 メイン・セイル アップ
11:02 ジブ ・セイル アップ(70%)
14:10 セイル ダウンして機走
⑮:00 着艇

バッカス号が活発な活動を展開しており、しかも夏季で参加希望が多いことから、あほうどり号とバッカス号の二手に分かれ、伊藤さん、木村さんは、バッカス号乗艇となった。
あほうどり号は横浜支部から三場さん、夏刈さんを迎え、積乱雲の湧く蒼穹の下、「出艇注意」のリマークスの出された東京マリーナから気合を入れて出艇。

前日には、台風12号と、それとは風向きが正反対の、強い太平洋高気圧という二つの歯車に挟まれる感じで誘い出された恰好の南風が吹き上がっており、本日も、それと同様な展開になると予想されたが、出艇時は無風に近い感じ。
それが、京葉線のガード下をくぐった途端、若洲の風力発電のプロペラが、いつになく逞しく回っているのが目に入ると同時に、海面では、早くも兎が跳び始めるややチョッピーな印象で、全員、俄然やる気を発揮し始めた。

俗称OB杭に至ってメイン・セールを、次いで、ジブ・セイルをアップして帆走に移ると即座に、30度程の快適な角度のヒールで快走を始め、時折、久しぶりに、豪快にスプレーを浴びて歓声が挙がる。風速7~8メートル程かなと思われたが、後刻、公式記録で、11時現在、既に9,9メートルにアップ。なんとも恵まれた真夏の日!

木更津沖近くの海面を快適に走ってからジャイブ、羽田空港方向に向かう。
発着する航空機も向かい側のディズニー・シーも輝くような真夏の景色。

夏刈さんが2度に亘り舵を取り、計1時間程の間の操船。今日が二度目のセーリングとは信じ難い程の素晴らしい勘と度胸に一驚。それにヒールの大きさや風の強さとともに波の向きなども絡むのだろうか、最近のあほうどりでは、あまり経験しないようなきついヘルムの修正に結構腕力も要った筈。勘と度胸に加え、スレンダーな女性ながら、力強さもご立派である。
もしかすると、かのニュージーランドの女王、Ms. Paulien Eithesをも、やがては凌駕し得るタレントの出現ではないだろうか?

ヘルムスを交替しながら、南の風が益々上がる中、快調なセーリングを打ち上げ、ゆっくりとハーバーに戻る。
そして、常日頃、アンダー・ウェイではドライを標榜するあほうどり号ではあるが、ポンツーンに戻ってからは、過日、見事に八丈島航海を無事終え、本日、先に着艇していたバッカス号に集合し、お土産の八丈島産の名だたる銘酒や肴を頂きながら、星空が煌めくまで、心ゆくまでセーリング談義に耽り、幸福感一杯の日曜日のセーリングの締めくくりとなりました。

感謝!