JBSA東京 2016年3月 定期活動のレポート

東京支部から3月20日(日)のあほうどり号の活動報告を申し上げます。
なお、参加者多数の為、協力艇バッカス号も出動頂いております。

 あほうどり号
参加者(敬称略)
サイテド 橋本、小柴、竹澤
ブラインド湯川 計4名
天候  :曇りのち晴れ
風向き :北北東~東~東南東~南東~南南東~南
風速  :4,5m/s~6,2m/s 瞬間最大8,5m/s

行動記録
09:20  新木場駅集合
10:10  出艇
10:37  セイル アップしてポート・タック、ブロード・リーチで帆走開始、方位150°~180°で南下
12:12  ジャイブしてスターボード・タックで北上
14:10  タックして方位120°
14:20  フォア・セイル、メイン・セイルをダウンし機走開始
15:15  マリーナ着艇

お彼岸にしては不安定な天候のなか、東京支部の猛者お三方とブラインドの老人1名が元気に集合。
本日は或いはかなりスプレーを浴びるかもとのスキッパーの予言どうり、ポンツーンで計測したところ、北北東の6,5から瞬間10,0メートル超の風。
幸先良しと出艇して30分もすると、果して雲は次第に薄くなり、青空が現れる。
お彼岸の中日にしては、出艇数はそれほど多くはないが、若洲のハーバーの出口や南の沖合を多くのディンギーが連なって元気に遊弋している。

北北東7~8メートルの風の中、セイルをアップし、ブロード・リーチで15度ほどの心地よいヒールで一路、南下を開始すれば、
青空は愈々拡大して今日を祝福してくれる。とは言っても風が頻りに回り風位はかなり不安定だが、卓抜なスキッパーのお蔭で、ヒールが一貫して全く安定していることに驚きと讃嘆。4か月ぶりに登場の老人は、ここは猛者お三方の腕前を拝見することを本日の学習目的にせんと勝手なカリキュラムを組み、ひたすら観察行動に徹する。

方位150°~180度で南下を続け、正午頃、千葉港沖のバースや市原の煙突、アクァ・ラインの海ほたるを望見する頃には風が次第に弱まってヒールも弱まるなかでジャイブ。トランサム方向にアクァ・ラインを見ながら、弱まる風の中で、毎回お得意の文化・芸術・政治・経済・健康等々と多岐な談論風発。防水コートの機能劣化のプロセスから海に棲む魔物、更には、サイテド三氏が目撃した東京湾上のUFO譚等々興味津々の話題多発。

それを耳にしながら、風位の微妙な変化の中で猛者諸先輩は、スターボード・タックで、クローズ・ホールドやビーム・リーチの滑らかな対応で手本を示して下さった。

通称恐竜橋の近くでタッキングし、フォア・セイルを降ろしてエンジンスタート、次いでメイン・セイルをダウンして機走に移る。
フト気がつくと、朝の出艇時に勢いよく回っていた若洲の風力発電のウィンド・ミルは完全に静止していた。

風位と風速が目まぐるしく変わるなかで、終始滑らかな対応を見せて下さった諸先輩に感謝して下船し、あほうどり号に一礼して帰途についた。