クルージング2003年8月24日

文 白子良明

参加者(敬称略)
クルージング組(ちこ2)
サイテッド 藤野(ちこ2オーナー)、石田(ちこ2オーナー)、大賀、川嶋、伊藤
ブラインド 伊藤、岩本(初参加)
練習組(ルミナス)
サイテッド 秋山、真下
ブラインド 新井、白子

ルミナス組レポート 白子良明
ようやく夏らしい晴天となり、シーボニアも大賑わいで下架の順番が回って来ない。秋山さんが確認に行くと順番を忘れられていたようでした・・・。結局、11時頃の下架になってしまった。
午前中は桟橋に係留したまま、タック、ジャイブなどの基本動作と基本動作時の体の捌き方のシュミレーションを約1時間半位程行いました。
その後、「ちこ2」を「ルミナス」のサイドに横付けし、ハーバー事務所前のテントの下、皆でデザート(シーボニア特製カキ氷)付の昼食を取りながら、ヨット談義に花を咲かす。
13時30分に出港し小網代沖ブイ付近で練習開始。と行きたい所でしたが、ほぼ無風状態。うねりに煽られ、僅かな風を掴みながら、午前中のシュミレーションを思い出しながら、基本動作の練習を行う。しばらくすると良い風が吹き出し、セーリング練習らしくなってくる。「ちこ2」と並走ながら練習をするうち、徐々に船の動きがスムーズになってきた。
ランニング、ジャイブとまだ課題は多いですが、桟橋でのシュミレーション等、良い練習が出来たのではないかと思います。

ちこ2組レポート 伊藤常男
8月24日、私は、クルージング体験に参加した。これが私にとって3回目の経験だ。午前中は海に抱かれるように、ゆったりと昼の休憩地点へ向かった。午後、再び船首を沖に向け出艇した。だが風が全くなく、我々は波間を漂った。スキッパーの石田さんからヨットの構造について、レースのルールの事などのお話を聞いていた。

突然、全日本のレースに出場する「ルミナス」が我々を追い越した。折り良く風が吹き始めた。我々は「ルミナス」を追撃した。自然に2艇は模擬レースの様相を呈してきた。追いつ追われつを繰り返した。
私は、ジブセイルの操作を手伝った。渾身の力でウインチを回し帆の状態を見守っていた。ふつふつと闘争心が湧き上がってくる。冗談交じりに石田さんに「本当のレースになったら船を相手にぶつけたり、面白くなかったら乗り移ってパンチの2、3発ぐらい食らわせてもいいんでしょ」と言ったら「伊藤さん私たちは海賊の訓練をしているのじゃないよ」と言われてしまった。

陽光が波に輝き、抜けるような青空が広がり、風が心地良く頬をなで、夏の最後を飾るような素晴らしい日だっだ。私はまたヨットの楽しさを満喫させていただいた。船は滑るように寄港地を目指した。

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