第5回全日本選手権2004 レポート 瀬川紀之

文 瀬川紀之(実行委員長)

2004年9月18日(土曜日)、20日(日曜日)の2日間に渡って、「第5回全日本ブラインドセーリング選手権大会」が神奈川県三浦市シーボニアマリーナにおいて開催されました。
参加者は、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県、愛知県、三重県、大分県から集まり、選手29名(内ブラインド14名)、運営スタッフ38名、合計67名が集まり大会が開催され、7チームでレースが行われました。また、選手・スタッフ合わせて、ブラインドが16名参加、女性が6名参加と、どちらも過去最高の参加者数となった大会でもありました。今後もこの記録が塗り変わっていくことを希望いたします。

今大会は、京急マリーナから「ピンクキッス」、三崎マリンから「ダボハゼジュニア」「テンプス」「ハゼドン」「スピーディーブルー」「ラル」、そしてJBSAの「ルミナス」の7艇のJ24を使用してのフリートレースで行われました。あいにく2日間とも強風となり、18日に行われた2レースのみとなってしまい、普段J24で練習をしている関東勢が上位をしめる結果となりました。
また、18日夜に行われた懇親会では、年に一度のこの大会で久しぶりに会う仲間や新入会員の方々との親睦をはかる事ができ、「全国規模で交流し親睦を深め、お互いのセーリング技術を高めよう」という基本的な目的は果たすことができたと思います。また、閉会式では、1位から3位の選手に、会員の子供達手作りのメダルを子供達が直接選手の首に掛けるという、JBSAらしい心温まる場面もあり参加者から大きな拍手が送られました。

そして、今回初めて実行委員長をブラインドである私が担当するということで、普段レースに参加しているだけでは分からないことが沢山あり準備段階から緊張と不安が入り混じっておりましたが、皆様の暖かいご指導のおかげをもちまして、無事に大会を終えることができほっとしております。今回の経験は貴重な財産になると思います。

最後になりましたが、大会開催にあたり共催をいただいた「JSAF三浦オーシャンセーリングクラブ様」、ご協力をいただいた「シーボニアヨットクラブ様」「株式会社マリンリゾート様」、レース艇・運営艇をご提供いただいたオーナーの皆様に厚くお礼申し上げます。そして、大会に参加された運営スタッフの皆様、選手の皆様お疲れ様でした。