2019年6月 東京支部 活動報告(メンテナンスのため回航)

JBSA東京 活動報告

【活動日】2019年6月9日
【参加者】4名
(サイテッド) 橋本さん、小柴さん
(ブラインド) 伊藤さん、殿垣内

いつ雨が降るかわからぬ曇天のもと、

あほうどりは10時ごろ、夢の島マリーナを出港。

船底塗装などのメンテナンスのため、横浜ベイサイドマリーナを目指す。

出港前、新木場駅からマリーナへの送迎バスの中で、

船底についたフジツボの話をうかがいたく小柴さんに質問したが、

フジツボという言葉を思い出せず、ツブ貝ツブ貝と言っていたら、

小柴さんに「ツブ貝なら取って食うよ!」と言われ、

車内は失笑となってしまった。

東の風4メートル程度の中、メインのみあげ、機帆走で進む。カッパをきて丁度良いぐらいの気温。

うねりが終始あった。

4時間半弱の回航はあっという間で、もうそろそろ着くのかという頃になって、

猛烈な眠気に襲われる。

皆の談笑が耳には入るが、会話に参加できない。

これはだめだと思い、右舷側に誰も座っていなかったので足を座面に乗せ長座する。

すると突然、胃が半分に折れ、それをぎゅっとしぼられたような感覚に襲われ、

そしてその結果、瞬時に船外に身を乗り出すこととなった。

うねりに酔ったのか、苦手な飲み物を飲んだせいか不明。

とにかく40年ぶりぐらいのできごとになんだかおかしくなったのだが、

ライフラインにつかまりながら、半笑いで振り返る私に、みな気味が悪かったに違いない。

ダウンしているまもなくメインセールをおろすこととなったため、

マストまでいきセールをまとめる小柴さんを手伝う。

伊藤さんがメインバリヤードを少しずつゆるめてセールをおろす。

14時30分、ベイサイドマリーナに到着。

はじめてきたこのマリーナは、かなり大きいようにみえた。豪華な船が並ぶ。

幸い航行中に雨は降らなかったが、上架待ちしていたら降り始めた。

マリンルームで100円のドトールコーヒーを橋本さんにいれていただく。

帰り際に初めて、船台に乗せられたあほうどりをみた。

神奈川支部のルミナスのように、いつも陸置きされていると違和感はないが、

普段見せないおなかをあらわにしているあほうどりは、

なんだか恥ずかしそうにしているようだった。

ラダーやキールにツブ貝がたくさん付いていたが、

もっと全体にびっしり付着しているものと思っていたので意外だった。

小柴さんが取って食べたのかもしれないと思ったが、夢の島マリーナは、

河口のそばにあるので付着しにくいらしい。

次の日曜日は、あほうどりを夢の島に連れて帰る予定。参加者が多いといいなと思う。
報告書作成 : 殿垣内 大介