第6回 横浜港ボート天国 国際ブラインドセーリング大会 浜名湖チームのレポート

『横浜開港150周年記念 ブラインド親善ヨットレース』に参戦して
浜名湖チーム

浜名湖チーム  板倉 弘和
9月4日~6日に、ニュージーランドからブラインドチームを招待しての親善レースで、私は6日の一日だけレースに参加しました。
当初、それなりにニュージーランドチームに絡めるレースができるのではと思っていましたが、結果は全く歯が立ちませんでした。
まさか、これほどの力の差があるとは思っていませんでした。
正直、なぜそうなったのか・・・・・・。

私は、ブラインドのレースは、ミスが少ないチームが上位にいけると考えていました。しかし、ニュージーランドチームをみると、それだけではないようです。
我々のチームは、大きなミスもなく、それなりにセーリングできたと思っています。ブラインドもそこそこ慣れているし、浜名湖のサイテッドも皆ツワモノ揃い。
しかし、レースでは完敗(惨敗)でした。
技術的なこともあるのでしょうが、我々がニュージーランドチームのレベルまで到達できるか、疑いをもってしまいます。
個々の技術を上げていくことで、どこまであのレベルまで近づけるのか・・・。
まさに、世界レベルを実感したレースでした。
今回は、天衣無縫とでもいうべきニュージーランドチームのセーリングに、驚嘆と畏敬の意を表します。
そして、大会開催に尽力された方々、たいへんお疲れ様でした。お礼申し上げます。
最後に板倉の一言。
『ニュージーランドチーム、今度会ったら、ギャフンと言わせてやるからな~っ!』

浜名湖チーム 名畑 哲郎
楽しい3日間の大会参加でした。
①世界トップクラスの選手と同じ土俵で戦えたこと(ちょっと格差がありましたが・・)
②イベント運営の素晴らしいホスピテリティを味わえたこと
③パーティ等を通して選手や関係者と大変楽しいひと時を味わえたこと④好天に恵まれ こと・・です。
先ずは関係者の方々に御礼を申し上げます。
レース場面を思い起こすと、明確に差をつけられたのはタックやマーク回航における動作の違いがあります。浜名湖チームから見て1タックで1~1.5艇身の差、マーク回航で2~2.5艇身の差があり、最終的にソーセージ3巡で全く届かない距離となって
いました。
もう一つはコース選択です。NZチームは前レースで得た風道を確実に捉えたコース選択を徹底し基本に忠実なお手本的なレース展開でした。
(判りきっていることが出来ないのが下位のチーム)
色々と教えられたことが多い大会でした。2013年の国際大会に向けて教えられたホスピタリティや基本に忠実なレース展開をすることなど良い機会に恵まれたと感謝しています。
ありがとうございました!!

浜名湖チーム 森崎 繁樹
お世話になります。森崎です。6日(日)に行われました横浜国際親善試合の報告をします。記憶があいまいな所がありますが、お許しください。

当日は4チームが参加し午前中に4レースが行われました。天気は良く、風は4~5mで、安定していました。またうねりも無く、大変良い海面でのレースとなりました。
参加者:名畑(サイテットスキッパー)、藤王(ジブトリマー)、板倉(ヘルムス)、森崎(メインシートトリマー)
コース:約0.4マイルのソーセージを3週、下で流し込みゴール
結果:
 第1レース:4位
 第2レース:4位
 第3レース:4位
 第4レース:3位
 2日通しての成績は第1位:ニュージーランドB2・3、第2位:ニュージーランドB1でした。後の発表はありませんでした。
レース内容:

(第1レース)
国際レースで上位の選手にどれだけいどめるのか不安と期待でスタートを迎える。まずまずの滑り出し、それほどミスも無く走らせたと感じたが、上マークでは既にNZとユキ艇に追いつかれる。そしてそのまま追いつくことができず、フィニッシュ。言い訳をすれば、あらゆる所のカムが効かず、スピードが乗らない艇と感じた。

(第2レース)
最高のスタートを切る。しかし上マークではまたしてもNZ2艇に追い抜かれる。ユキ艇にも第2上マークではインを突かれ抜かれてしまう。そのまま追いつくことができず、フィニッシュ。

(第3レース)
NZ艇をはじきだしながら、良いスタートを切る。しかし上マークではNZ1艇に抜かれる。また第2上マークの頃にははじき出したnzに抜かれ、またユキ艇にも抜かれる。
そのまま追いつくことができずフィニッシュ。

(第4レース)
失敗し、4くらいでスタートを切る。NZ2艇はどんどん前へ行く。第2下マークではユキ艇をインから突いてかわすことができ、そのまま逃げ切る。なんとかラストは免れることができた。

全体としてNZ2艇と日本2艇のマッチレースのような結果であった。我々はそれほどミスはしていないように思えたが、観覧していた方々の話を聞くと、NZの走りはかなり精度が高いようであった。タック、ジャイブ、マークの回り方などあらゆる点でレベルの違いを感じることとなった。
名畑さん、藤王さんは頑張って下さったのに、ブラインドの働きが悪く、今回の結果は酷いものでした。これからまた練習します。

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