第6回 横浜港ボート天国 国際ブラインドセーリング大会 オグラ・デ・オグラダのレポート

サイテッドスキッパー 堀江正明
大会期間中は、お疲れ様でした。
特に大賀さんには大変なご苦労をおかけしたと思いますが、この場を借りて改めて御礼申し上げます。
我々のチームは 真下さんに続き、レース前日に田口さんも欠場となり、とりまとめを一手にしていたヘルムス小倉さんの心労もピークに達したと思います。
結果的に、竹下さんと白子さんという、チームにとっては強力なメンバー補強となり、楽しいレースをさせてもらいました。
大会開催にご尽力いただいた皆様に、チーム一同心より感謝いたします。

レースは初日の4レース、1-4-4-2という成績でした。
最初の2レースは、微風~軽風、後半は少し風が上がって軽風~順風のコンディションでした。
相次ぐメンバー交代で、当日初めて全員揃ってのレースであったので、どうなることかと心配しながらのレースとなりました。

最初のレースは、気負いずぎからリコールするものの、すぐに解消してレース復帰。
触れ回る風に翻弄されながらも2位で最終上を回り、何とかフィニッシュ直前でポーリンチームを交わしてのファーストフィニッュ。
少しできすぎと思っていたら、2レース目はスタートでNZLの2チームにがっちりガードされてスタートできず、反対海面で勝負に出るものの、神風は吹かずに圧倒的に離されての4位。
気を取り直して3レース目に臨み、途中からポーリンチームとのタッキングマッチに突入。2チームでタッキングを繰り返しているうちに、4位のNZLチームに(両艇とも)抜かれ、4位に転落。成績は悪かったものの競り合ったレース展開で、面白いレースでした。
また、このレースでスタートから飛び出した杉山さんチームが、素晴らしい走りで1位となり、日本チームの面目を保ってくれたので一安心。
最終レースも、めまぐるしく順位が入れ替わる、接近戦となりました。
下マークは4艇が折り重なるようにマークに接近し、3位でマーク回航。最終上までに何とか2位に着けそのままフィニッシュとなりました。
もう少しレースを続けていたいという気持ちになる、充実したレースだったと思います。

レースに関しては色々と反省点もありますが、それなりの収穫もあったと感じています。
良かったと思える点は、あのような軽風でシフティーなコンディションでのボートスピードです。
基本的にポーリン艇との比較においてアップウインドはほぼイーブン、フリーではイーブンか、やや我々のほうが速かったのではないかと思います。
軽風のときにボートスピードを維持するのは、それぞれのパートで、集中力を欠かさずに(状況変化に)対応できるかが重要です。
どんなに小技を磨いてもボートスピードがないと、レースにならなくなってしまいます。
この点は(2レース目を除き)とてもタイトなレース展開を楽しめた要素だと思います。
できれば2日目のような順風以上のコンディションでもレースしてみたかったですね。

個人的な反省点としては、スタートの失敗が多かったことです。
これは全て私の責任なのですが、満足のいくスタートができたレースは1つもありませんでした。(2レース目は論外ですね・・・)

ポーリンのチームはやはり世界チャンピオンにふさわしいチームだと思います。
タックやマーク回航などの小技は、格段にうまいと思います。(この点に関して言えば、差をつめるには練習しかありません・・・)
また、リードを奪ったあとの徹底したカバーや、マーク近くのぎりぎりのタイミングでのオーバーラップなど勝負に勝つために徹底した戦術には、見習うべき点が多かったと思います。(これはレース中の意識の問題ですから、私の反省点でもあります・・・)

1日限りのレースでしたが、思っていた以上に楽しいレースで、思わず翌日のレースが気になって観戦に行ってしまいました。
2日目はこてんぱんにやられてしまいましたが、チームの体重差や乗換えで不慣れなことなど、日本チームには不利な条件が重なってしまいました。

表彰式にも参加させてもらい、楽しい週末を過ごさせてもらうことができました。
小倉さん及びチームの皆さん、どうもありがとうございました。

ヘルムス 小倉恵子
「横浜ボート天国ブラインド大会」では、大変お世話になりました。
竹下さんと白子さんは、急な代役でしたが、レースに参加してくださったことを、心から感謝いたします。
堀江さんは、閉会式とパーティー、お疲れさまでした。
レースは一日だけでしたが、素晴らしい時間でした。
ありがとうございました

メインシートトリマー 白子良明
皆さん、お疲れ様でした。
昨年の全日本以来、練習もしていないので、急遽、出場する ことになり、迷惑をお掛けしたかもしれません。
2レース目以外は、ポーリンチームと競る場面も多く、楽しい レースだったと思います。
出来れば、2日目も乗りたかったですね。

ジブシートトリマー 竹下奉考
皆さんお疲れ様でした。竹下です。
微風から軽風のレースだったわりに、すっごく疲れて日曜日に早起きできなかったのは、 けっして土曜日のパーティーで飲みすぎただけではないはずです。
久々のブラインドセーリングのレースで、”以外に”神経を使っていたのかも。
久し振りだと言葉が瞬間的に出てこないんです、思わず言葉を探してしまう『舵あてて』『おとして』『ベアして』どれも一緒なんだけど、実はちょっと違う。
これは一緒に乗り込む回数が多くないとやっぱり難しいですね。
そんなんで、日曜日は誰とも口をきくこともなく静かにリフレッシュしました。
楽しいレースと静かな休養で充実の週末でした。
どうもありがとうございました。

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