第5回世界選手権2002 World Blind Sailing Championship 安西常雄

文 安西常雄(B1 サイテッドクルー)

9月20日ミラノに着く、いよいよワールドの始まり。

23日より今回の使用艇プロタゴニストでプラクティクス、天候はあまり良くない。23日曇、24日雨、 25日雨、悪天候のためトレーニングは思うように出来ず本戦当日を迎えることになった。

風がまったく安定していない湖で非常に走りにくい所である。自分たちの10メートル横で走っている艇とでは風の風向,強さがまったく違っていたり20ノット近く吹いていた風がいきなり1?2ノットにおちてしまう、うねりや波も同様である。そんな中でのレースだった。

B1チームは全7レース予定中、6レース行なわれ初日のレースではいちばん良かった感触のレースがDSQとなりちょっと気を落としてホテルに戻るが翌日になってプロテストされたのはクラス間違えということでDSQは取り消しとなり一安心。

レース2日目はB2チームが先でB1チームは午後からのレースとなりレース水域まで行くが風が安定せず夕方近くまでウェーティング、レース水域を変更してレーススタート、1回目はジャストスタートだったがゼネリコ。2回目もジャストスタート第1上マーク手前でトップになるがマークタッチで最下位…。何とか真ん中まで追い上げフィニッシュ2日目のレースを終える。

3日目レース最終日、第1レースは風が強くワンポイントリーフでのレースとなる。スタートも余り良くなく走りも悪い、その後も艇がぜんぜん走らず悪い成績で最終日を終えた。

ちょっとミスの多い大会だったかなァと反省しています。2週間近い今回の遠征でしたが他のチームとの交流や開催地の暖かいもてなし、イタリアガルーダレイクいいところです。

まだ帰りたくないかな…この町、そんな気にさせる今回のワールドでした。楽しい時間を有難うございました。