第5回世界選手権2002 ワールド報告 石田利二郎

文 石田利二郎(B2 サイテッドジブトリマー)

B2は、3日間で7レース実施されました。

初日第1レースは、南の風の中で行われました。スタート時間間違いのうえ、スタートで割りこみをした結果アメリカ・マサチュセッツの「抗議」にあい、いきなり360度のスタート。この出遅れのままでレースが終わり、7位。第2レースは、気を取り直してのスタートでしたが、クローズ、フリー、タックマーク回航とも上位チームとは大きな差がありました。さらに、艇のスピードが違いました。

2日目は、第3、4レースが行われました。午前中のレースで北の風、10メートル毎秒を越える風で実施された第3レースは、ワンポイントリーフとなりました。なんとかうまくスタートしましたが、何度かオーバーヒールもあり、大きく遅れ順位は9位。続く第4レースも北の風、風は少しおちフルメインセールでのレース。ようやくトップグループも見えるところでのレースとなりましたが、順位は、6位。

3日目は午後から3レース。第5レースは、スタート6から7秒早く、アウターマークでジャイブ、ポートタックでのスタートとなり、大きく出遅れ、そのまま8位。第6レースは、よい位置でのスタートでしたが、セーリングの差か結果は5位。いよいよ最終となる7レース目、スタート位置は、イタリアのすぐ近くでしたが、スタート後の艇のスピードが違う、みるみる離され、順位はずるずる落ち、7位。

レースを終え、上位の艇とはスタートでの位置どり、艇のスピード、タックすべての点で大きな差がありました。また、艇が出会ったり、風上・風下のケースでの厳しい相手のへの攻撃(抗議)など外国艇は、非常にシビア-な走りをします。