活動報告 JBSA神奈川 2023年2月23日 任意活動(グループ活動)

活動報告 JBSA神奈川 2023年2月23日 グループ活動

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【活動日】2023年2月23日木曜日
【参加者】5名(順不同敬称略)
ブラインド:佐藤,殿垣内
サイテッド:秋山,安西,副田
【使用艇】ルミナス
【天気】晴れのち曇り
【気温】12℃
【風速】10メートル前後
【航行時間】11時16分出港 15時4分帰港
【航行距離】19.08キロメートル
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ヨットに病みつきとなっている、昨年入会された佐藤さんに、東京湾であほうどりに乗るのとはだいぶ異なる、相模湾でのルミナスセーリングを体験していただきたく、機会を待つこと7ヶ月以上、ようやくご案内することができた。

しかも、秋山さんと安西さんを独占できる贅沢なメンバー構成。風速も最大で10メートル前後と強風の中でのセーリング。のんびりデークルージングとは異なるエキサイティングなスポーツセーリングを満喫していただける環境。これで佐藤さんは、もうヨットから離れられないと思った。

ところが、セーリング後にマリンルームで他のヨットのクルーから、「今日出たんですか?今日が初めて?」と言われるほどの天候だっただけに、佐藤さんのダウン具合は予想以上のものだった。
メインセールは結構出しても大きくばたつき、うねりも最後は、座っている目線の高さの時もあるほどだったのだが、秋山さん曰く、「これぐらいの天候なら口笛を吹きながら乗れるぐらいじゃないと」とのこと。

口笛はともかく、私は昨年10月以来の相模湾ルミナスに大満足。本当にヨットは最高だなと思った。頭からざぶんと波をかぶり、結構適当にパイロットジャケットを着ていた私は、下着までびしょびしょになってしまったが、それがまた嬉しくてたまらない。

佐藤さんは、クローズホールド、アビーム、クォータリー、ランニングと様々な走りを勉強。タックとジャイブも強風下で何度もおこなった。
お昼に一度ポンツーンに戻ったときには、秋山さんからタックの方法や、サイテッドスキッパーとのリズムのとりかたなどを繰り返し教わっていた。

ところで、何を今更と言われるかもしれないが、今回私は、大きなことを学んだ。マリーナに戻る際、佐藤さんがまっすぐ走れないと言うと、秋山さんが「それは、メインのとのが悪いからだ。」と仰った。ティラーが固定されていても、セールだけでヨットはコントロールできると佐藤さんに秋山さんが説明をされていて、今更ながらに、ああそうかと思った。

光の加減がちょうどよく、陸の緑が見えたため、スターボードタックで走っていたのだが、佐藤さんがウェザーヘルムでティラーをとられて右へ回り始めたらセールを出し、佐藤さんがティラーを引きすぎて左へ落ちすぎたらセールを引き込むということをこまめにしていたら、次第にティラーとメインのリズムがあってきたようで、真っ直ぐ走るようになった。

本当に今更のことで、これまで教えてくださった方々や、チームALBAのメンバーには申し訳なかったと思った。ただ、言い訳をさせていただくなら、これは、方向が変わったとすぐに気づく視力がないと厳しい。調整幅は、目標物が視認できるわけではないのでカンに頼るわけだが、今後はこれらを、視力に頼らずにどのように感じて実現するかを試していきたい。

秋山さんによると、昨年はチーム練習で私たちはルミナスに20回以上乗ったらしい。5回ぐらいしか記憶がないが、ヨットと、ヨットに一緒に乗っていただく方々は、どんなに乗ってもあきることのない最高の時をいつも与えてくれる。

神奈川支部には「年間パスポート」という制度があり、30,000円で年度内、乗艇料は無料で乗り放題。しかも、協力艇のナウシカに乗せていただく時も無料。

そんなには乗らないからと仰らず、ルミナス維持への強力にもなるので、みなさんどんどん加入して、ブラインドセーリングの活動を支えてください。

あほうどりとルミナスは、JBSAの所有艇です。JBSAはNPO法人です。このNPO法人は、正会員、賛助会員、家族会員の皆さま一人一人によって構成されています。よって、JBSAのヨットはみなさんのヨットです。シェアカーならぬシェアヨットです。
ヨット2艇のラグジュアリーなオーナーの皆さま、これからもJBSAで、インクルーシブなブラインドセーリングをお楽しみください。

報告書作成:殿垣内大介

追記:このメールには、9枚の写真と2枚の航跡マップが添付されています。