活動報告 JBSA東京 2023年2月18日 任意活動(グループ活動)

活動報告 JBSA東京 2023年2月18日 任意活動 スワン44セーリング1日目
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【活動日】2023年2月18日土曜日
【参加者】6名(順不同敬称略)
ブラインド:殿垣内,水田,佐藤
サイテッド:古庄,松戸,副田
クルー:永井  他2名
【天気】快晴
【気温】11℃
【風速】0から3メートル
【航行時間】10時00分出港 15時05分帰港
【航行距離】約43キロメートル

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【活動内容報告】

東京支部の佐藤です。今回のテーマは”ラグジュアリー”です。

夢の島マリーナあの有名なMのバースにある、グリムス(GRYMS)に乗せていただきました。グリムスはスワン44という海のロールスロイスと言われてる超高級な船になります。現オーナーの山下さんからご厚意を授かりました。ありがとうございます。更に永井さんとクルーの皆様のご協力のもと乗船することができました。

ヨットの全長は約13M全幅は7.5M。とてつもなく大きいブームとドラムそして太いシート、デッキにはチーク材で覆われ滑りにくくなってます。船内も全面チーク材で間取りは2LDK、シャワートイレ完備の落ち着いた雰囲気です。49年経過しているとはおもえないほど美しくてゴージャスです。ちなみにグリムス(GRYMS)は前オーナーがご家族の名前の頭文字をつけた造語だそうで、その由来からも船に対する愛情が伝わってきます。

翌日の天気予報の悪さを尻目に今日は快晴。しかも暖かく風は穏やかで、ラグジュアリーなセーリングが期待できそうです。JBSAのメンバーがマリーナハウスから出た時はもうすでにゲストバースに船が付けてありました。メンバー全員で乗り込み記念撮影。辺りを見回し、触りまくり回し、そのゴージャス感を堪能しました。一番の驚きはブームの長さで、コックピットの頭上を乗り越えてラットの前まで伸びていることです。見上げるとマスとも長く天上へ突き出し先端が見えないくらいです。迫力が違いました。

走りの方は至って滑らか。揺れひとつない感覚です。例えて言うなら新幹線でしょうか。しかも速度も速く、クルーの方にお伺いましいしたところ「船底を磨いたばかりですからね」と、メンテナンスの重要性を教えていただきました。やはりラグジュアリーの基になるのはは船を大事にする気持ちなのですね。

沖に出て古庄さんがラットを操作しました。そうなのです!今回はティラーではなくラットなのです。古庄さんはクルーの方から「操作が上手ですね」と褒められて「風に乗るのが得意なんです」とご満悦の様子でした。
続いて松戸さんです。いつもあほうどりでの安心操作から私は「もう大丈夫だ」ということで、セーリングの活動を忘れ一人バウに座りラグジュアリーを味わうことに決めました。東京ディズニーランドのいつもの景色も、今日はゆったりと見ることができ、デジカメなんかも撮っちゃったりして観光客となっていたのです。欲を言えば、おしゃれカクテルなんかをかわしたいと思うほどでした。
ふと我に返ると既に1時間以上経過しており、ラットは水田さんが握っていました。遠くから私の呼ぶ声が「次は佐藤さん」との声がかかりました。私は急いでコックピットに戻り、水田さんからラットを引き継ぎました。

まずラットというのは、右に捻れば捻っただけ船が右に曲がり、左に捻れば左に、と言ういつもと逆の操作になります。ここまでは良いのですが、コンパスの角度を「250か270に変えて」という指示がどちらかわからないのです。さらにコンパスばかり気にしてると風の向きやセールの煽りなど感じる余裕がなくなってくるのです。
すぐに疲労困憊な私はその殿垣内さんにバトンタッチさせていただきました。

殿垣内さんはクールにそのままです。永井さんの「ミジップ」、「スターボード90度」の指示に対して虎視眈々と復唱して、すぐに舵取り正確な位置で合わせていました。正直、演技でもいいので慌てる顔も見たかったです。

その後、風が急になくなりジブセールを降ろし永井さんから「海から東京観光しましょうか」とのご提案でエンジンをかけ、機帆走にて東京湾をめぐることになりました。副田さんが操作を。気が付くとあほうどりでは行けなかった東京湾東航路から西航路まで進むことができました。途中、貨物船にクレーンからの積み荷の場面や羽田空港滑走路近くまで迫力の連続でした。

グリムスのオーナーさんクルーさん本当にありがとうございました。いつになく安全でグジュアリーな体験をさせていただきました。ありがとうございます。貴重な経験として今後も活かせていただきます。そして東京都支部の皆さんお疲れ様でした。

と、まぁ本来はここで報告は終わるのですが、実は続きがございまして、その後水田さんと私でグリムスに一泊させていただいたのです。アフターセーリング素敵でした。永井さんやクルーの方のお話が、とても興味深く合わせてヨットレースのことも教えていただきました。初めての船内一泊、本当に本当に楽しかったです。セーリングがより一層楽しくなりました。ありがとうございました。
翌日のセーリングに続く……?