活動報告 JBSA神奈川 2023年6月10日 グループ活動

活動報告 JBSA神奈川 2023年6月10日 任意活動
—————————–
【活動日】2023年6月10日土曜日
【参加者】6名(順不同敬称略)
ブラインド:飯塚,佐藤,殿垣内
サイテッド:秋山,安西,副田
【使用艇】ルミナス(シーボニアマリーナ)
【天気】曇り
【気温】22℃
【風速】2から5メートル
【航行時間】11時10分出港 14時32分帰港(3時間22分)
【航行距離】約20.01キロメートル
——————————

【活動の様子】

今回は、そえださんのヘルムス、スキッパー、タクティシャンとしての練習を主におこなうと同時に、飯塚さんはメインセールトリムの基本練習を、佐藤さんはデッキクルーとして動き回る練習をおこないました。

今回の内容について、実は私も2000字ほど書きましたが、飯塚さんと佐藤さんの文章を加えると、書籍として出版できそうな長さになってくるため、割愛します。

それではまず、飯塚さんからいただいたメールを貼り付けます。

—- ここから飯塚さんの文章 —-

私はJBSAに入り、かなりの年数になりますが、コロナの関係もあり練習を継続的にみっちりと行ったという体験がありません。今年は何とかしたいと意気込んでいました。良い機会を与えて頂き、有難い事と感謝しています。
セーリングの基本知識が少しづつ頭の中で整理がつきつつあるところです。

本日の天候は予想に反して、波穏やかほぼ無風状態でした。 
そえださんの上下回航練習の中で、メインセールを担当させてもらいました。
目標のブイを設定し、それを回るのですが、ブイの位置、進入角度、回転の度合い、抜け出す角度、等の予測がつかず、メチャクチャでした。特に、ジャイブを2回+ベアー等組み合わせられた回航は全くダメでした。そえださんごめんなさい。
緊張の連続で、朝食が胃袋の中に消化せずにそのまま残っているようでした。
でも、アフターに臨み、やっと何時もの自分に戻りました。刺激の有る一日でした。
クルーの皆様 、感謝・感謝です。

—- 飯塚さんの文章ここまで —-

以上が飯塚さんのコメントです。だいぶ緊張されていたんですね。船上では、慌てたり、焦ったりする様子はなく、冷静に対処したり学ばれたりしているように見えました。

アフターでは、お酒はあまり飲まれないとのことでしたが、終始とても楽しそうにお過ごしになり、日頃とはだいぶ異なる量をお飲みになって、最後はグラスワインを頼まれようとしたところを、秋山さんが、ボトルにしてみんなで飲もうとおっしゃったほどでした。
名残惜しそうでしたが、飯塚さんは20時にご子息にお迎えにきていただき、ご帰宅されました。あのまま残っていらしたら、たぶん、大変なことになっていたと思います。飯塚さんの武勇伝が生まれていた可能性があります。ぜひまた。

さて、次は佐藤さんの文章です。

—- ここから佐藤さんの文章 —-

まだ 梅雨の時期にないのですが雨が続くこの頃。今日も雨の予報となりました。三崎口の朝は早く、自宅から2時間かかります。昨日のお酒が消化していないまま電車に乗りました。快適な京急電車の旅だったのですが、乗車して40分。横須賀中央あたりです。ヤツ(ゲーリーくん)が現れました。途中、お腹が痛くなりトイレに入ろうとしましたが、もうすでに電車の中。途中下車すると完全に遅刻します。冷や汗をかきながら三崎口に到着。ホーム階段上がりトイレを向かおうとしたところ、殿垣内さんと副田さんにお会いしました。挨拶もそっちのけで すみません。トイレに入らせていただきました。ギリギリセーフです。

「皆さん、おはようございます。」何もなかったように改札出口で挨拶。飯塚さんにお会いするのは初めましてです。よろしくお願いいたします。
これからマリーナに向かうのですが、船ともうひとつの楽しみ、高級外車に同乗させていただきました。秋山さんのお車も新車でゴージャス、名車でした。ありがとうございます。

シーボニアの天気は曇り。雨がいつ降ってもおかしくありません。ルミナス!久しぶりで元気そうです。ルミナスはギ装から入ります。ギ装は少し慣れてきました。燃料タンク取り付けから。途中、荒木さんも応援に駆けつけてくださいました 。ありがとうございます。しかし船台からの陸上げの高さは、やはり恐怖を感じます。そんな恐怖のなか皆さん連携のもとギ装はすでに終わっていました。

マリーナハウスに戻り殿垣内さんからの今日の活動予定が発表されました。副田さんがヘルムスパーソン。飯塚さんメインセールトリマーで殿垣内さんからのアドバイス。スキッパーは秋山さんですが副田さんのフォロー。安西さんは全体のバランスを見ます。ということでした。私は可能な範囲で色々頑張ることです。

リフトにてルミナスを海へ。メンバー乗船、いざ出航。機走で沖に出ます。秋山さんのアドバイスから「風の強い時は陸地の岡の形状を利用して風を遮ってセイルあげると楽になるよ。」と、油壺 ならではの工夫が勉強になります。

メインセールを上げます。風速は1m程度ですがさすがにルミナスと最強メンバー、滑らかに加速していきます。

風を探してさらに沖に出ます。私はバウ-ミドルデッキでバランスの取り方を安西さんから教えていただきました。
もとより、バウ好きの私にとっては、とてつもなく嬉しかったです。映画タイタニックにもあるように海と風を感じ、鳥になった気分を味わえるのです。安西さんから、風のない時は風下側のデッキで荷重し、より風の当たる面積を増やす。反対に強風の時はヒールを抑えるために 風上のデキサイドに行き荷重をする。荷重でバランスをとる方法。ありがとうございます。

コックピットではメインセールを飯塚さんが操作。殿垣内さんがアドバイスしていました。ルミナスは ティラーとメインシートを同時に1人でも操作できるように配置がされています。メインシートが スタンに取り付けられています。そのため操作が難しくなります。飯塚さんは絡まないようにシートを丁寧に扱っていました。

秋山さんアドバイスのもとスキッパーとヘルムスパーソンを副田さんが担っています。副田さんの掛け声でタック& ジャイブ、通算30回以上行っています。レースで勝利するため過酷な練習、頭が下がります。副田さんの頑張りと秋山さんご指導ありがとうございます。

後半になり、私もメイン シートを殿垣内さんのご指導で操作させていただきました。タック&ジャイブの激しすぎること。「マーク 回航からのジャイブそしてベア。」など頭の中がぐじゃぐじゃです。最終的には「360度回ってみましょう!」となり、「ん〜〜。んっ??」結局、回ったのは頭の中の蝶々です……#@¥%$=。

無事に雨は降らず楽しく濃厚に終わりました 。レースを想定すると、いかにマークに近づくか 。そしてスピードを殺さずにタックとジャイブを絶妙なタイミングで行わなければいけません。 一度失速すると加速するのが難しくなります。さらに余計な動作も多くなっていくのです。最小のエネルギーで効率よく旋回タック&ジャイブすることが大切だと知りました。ありがとうございます。

そして、アフターセーリングです。今回はこちらがメインだったかもしれません。秋山さんご紹介の’菊水亭’イタリア料理のとっても美味しいお店です。シャルドネワインめちゃめちゃ美味しいしです。シラスをふんだんにつかったピザも最高でした。当然会話も楽しく、秋山さんからはJBSAの歴史、あほうどりの歴史についてお話をいただきました。そして皆さんからもサイテッドとブラインドの関係性など。セーリングを愛する者たちにとって障害の有無は全く関係ない世界。できることを協力して行う、当然の行為、協力がここでは身についています。そのような話でした(またもや 記憶が……)。

さらに、2軒目では夜の海辺を潮風とともに歩き螺旋階段を上がります。めちゃくちゃおしゃれなバーに連れて行っていただきました。船乗りはバーボンにロックなのでしょうか。 (ちなみに蒲田はハイボールです) かなりいただきました。お店の方も親切で楽しかったです。秋山さんすいません、数々の失礼お許しください。そしてまたお誘いいただけるとありがたいです。

今回のセーリングはとにかく盛りだくさん。念願のバウマン的デッキに立つことができたました。また、葉山の 海と美味しいお店で皆さんと話ができたりと、JBSAに入って本当に良かったと思ってます。貴重な経験ありがとうございました。と同時に、大切なものを失いました。一応、JBSAでは紳士で格好よく、頼りになる存在でありたかったのです。見せたくはなかった 本来の私の醜態、ダメな姿。大切にしていたものが崩れ落ちました。大変失礼いたしました。お許しくださいませ。これに懲りずまたよろしくお願いします。ありがとうございました。

—- 佐藤さんの文章ここまで —-

以上が佐藤さんのレポートです。
一部の会員の間では、だんだん知られるようになってきましたが、佐藤さんの得意技は、アフターの際の記憶喪失です。しかも、かなり早い段階で、まだ酔われていないころから記憶がなくなります。
今回は結構酔われていて、2件目のお店で秋山さんから、「佐藤、おまえ帰れ」と言われていました。
まあ、この時全員、かなり酔っている状態でしたので、秋山さんもこのことは覚えていらっしゃらないかもしれませんので、佐藤さんご安心ください。

報告書作成:飯塚洋一 佐藤博 殿垣内大介