活動報告 JBSA東京 2023年12月3日 定期活動

活動報告 JBSA東京 2023年12月3日 定期活動

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◆ 活動情報について
【活動日】2023年12月3日 日曜日
【参加者】7名(順不同敬称略)
ブラインド:佐藤,殿垣内
サイテッド:副田,古庄,玉木,松田,平岡(体験)
【使用艇】あほうどり(東京夢の島マリーナ)
【天気】晴れ
【気温】10℃
【風速】2から24ノット
【航行時間】10時23分出港 15時10分帰港(4時間47分)
【航行距離】約28.4キロメートル
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◆ 連絡事項
・特になし
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【活動のようす】

前日は、TYCレース年間表彰式で、JBSAあほうどりは2つの章を表彰していただきました。クルージングクラスで年間4位、そして皆勤賞です。15年ぶりに参戦したレースプロジェクトは、十分大成功と言えます。参戦や練習会、技術支援をしてくださった東京支部登録会員と神奈川支部登録会員の皆さま、そして応援してくださったすべてのJBSA会員の皆さまのおかげです。ありがとうございます。

今回特筆すべきは、日本セーリング連盟(JSAF)の普及指導委員会委員長からご紹介いただいた松田さんの活躍です。TYCレース最終戦でも大活躍していただきました。
サイテッドスキッパーを体験していただくべく、途中から松田さんにはスタンに立っていただき、その後、松田さんと同じ経緯で、今回体験参加してくださった平岡さんにも体験していただく予定でしたが、天候が大きく変わりかないませんでした。平岡さんには、改めてまた、体験参加していただきたいと思っています。

松田さんのサイテッドスキッパーぶりは素晴らしいものでした。初めてブラインドのヘルムスとメイントリマー、そしてサイテッドジブトリマーに情報提供や指示をされたわけですが、ティラー、メイン、ジブの状態を常に的確に把握、指示されていて、かつ、海面の状況も細かく観察されていて、情報伝達も丁寧語で冷静でした。
お声も大変聞き取りやすく、皆、動きやすかったのですが、古庄さんは、「声がいいよねぇ。何でも言うこと聞いちゃうよねぇ。」と、おぢさん丸出しの発言をして、皆に引かれていました。

最初は、風がほとんどなかったので、初体験には最適と思っていたのですが、途中から風速24ノットといったら、少しオーバーかもしれませんが、波も0.7メートルぐらいになり、結構シビアになりました。

それにもかかわらず、前述のようなスキッパーぶりに驚きました。
かなり風があがってきたため、古庄さんの判断によりジブを縮帆。
最後は、メインを全部だしてもヒールがおさえられないぐらいになったため、これは戻ったほうが良いと判断し帰路につきました。

帰りはランニング。風が強かったため古庄さんがティラー、私は引き続きメインを担当。波に押されて結構ロールするシーンもあり、みなで左へいったり右へいったりしながらウエイトでもコントロールしました。

私は中央に立膝をついてメインシートを持ち、大きく左右に揺れるたびに船を水平に保つよう移動しながら、ディンギーでは、これで何度も簡単にひっくりかえっていたことを思い出していました。

いつも、ゆるキャラで、場を和ませてくれる古庄さんは、いろいろなものをうっかり海に落としてしまったりと、いまいち心配になるときもありますが、いざという時には、突然頼り甲斐のある、お父さんに変わります。この風と波でのランニングでも、お父さんのティラーは安定していて、あほうどりと私たちを安全にマリーナへ運んでくれました。

佐藤さんには、セールダウン時のメインセールのまとめかたを最近お伝えしていて、そろそろ、マスト側でもコックピット側でも、2人いればメインセールを片付けられるようになってくるのではないかと思っています。出港準備から帰港後の片付けまでのクルーワークのほとんどを、佐藤さんは習得しつつあります。

水田さんも来年の早い時期に、佐藤さんと同じぐらいになっていただければと思っています。

そんな水田さんは今回はブラインドウォーキングで参加されていませんでした。しかし、私たちがマリンセンターで帰り支度をしていたころ、玉木さんが、「あれ、水田さんじゃない?」と、ひとりマリーナを、白杖をついて歩いている水田さんを発見。
アフターに参加すべく、たちよってくださりました。

私と佐藤さんは、水田さんがアフターから参加するかもしれないということは知っていましたが、ご参加のイベントが終わったらお電話でもあるのではないかと思っていて、着信がなかったので油断していました。あとでみたら、LINEのメッセージをいただいていました。

私と佐藤さんとそえださんと小倉さんは、前日も新木場で2軒はしごをしていましたが、この日も、佐藤さん、水田さん、玉木さん、そえださん、私で「ひもの屋本店」へ。
私と佐藤さんで12号日本酒を飲み、私は気がついたら30分寝ていたらしく、起きたらみんなが、障がいについて真面目に語り合っていたのでびっくりしました。
ちなみに、おそらく12合のほとんどは、佐藤さんが飲んだと思います。

2022年と2023年の2年間は、神奈川支部の定期活動日を変更していただき、東京、神奈川、東京、神奈川と毎週日曜日に交互に定期活動をおこなうことで、双方の会員が両方の活動に参加できるようになりました。また、両支部とも、任意活動も活発におこなった2年間で、神奈川支部代表の大塚さんには、双方の活動や運営をできるだけ協力しあえるようご協力いただいたことに、大変感謝しています。

今年も1年、皆さま活発に活動にご参加いただき、ありがとうございました。また来年も、よろしくお願いします。

来年は、スピンを使用したレース参戦を後半にはできるようにしたいと思っています。児玉さんからもご提案いただいているので、大変心強く思い、また、楽しみにしています。

また、永井さんからは、今年は中止になったり、リトライが日程的に難しかった、ナイトクルージングや、ロングクルージングのための練習などのご提案をいただいており、こちらも非常に楽しみです。

さらに、10月には全日本ブラインドセーリング選手権があります。

楽しい1年にまたなりますよう、引き続き、ご協力をよろしくお願いいたします。

報告書作成:殿垣内大介