活動報告 JBSA東京 2024年2月9日 任意活動 エンジンオイル交換ほか

活動報告 JBSA東京 2024年2月9日 任意活動 エンジンオイル交換ほか
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■基本情報
【活動日】2024年2月9日
【活動名】エンジンオイル交換ほか
【事業種別】安全対策事業
【活動種別】任意活動
【担当支部】東京支部
【参加者数】合計4名/会員4名/体験0名/その他0名
【参加者BL】殿垣内大介
【参加者ST】児玉源寿,玉木勝成,副田和美
【作業時間】11時06分から13時06分(2時間)
【天気】晴れ
【気温】11℃
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■ 次回確認すること
オイルフィルターからオイルが漏れていないか確認
インペラ交換部分から水漏れがないか確認
スタンからきちんと排水されているか確認
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■ 忘備録
エンジンオイルのパッキンは22ミリ
ギアオイルのパッキンは10ミリ
あほうどりのエンジン周りで必要な工具は10ミリ、12ミリ、17ミリのスパナ
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【活動の様子】

よく晴れた、エンジンオイル交換日和です。

持ち物は、下敷き、クリアファイル、2リットルの硬いペットボトル、じょうご、キッチンばさみ、肘まであるゴム手袋。それに100円ショップで購入したあまガッパ。準備は万端、いざ出発。

児玉さんからお電話があり、お車で新木場まで迎えに来てくださいました。とても助かりました。ありがとうございます。

マリーナで玉木さんとお会いし、4人であほうどりへ。早速作業開始。私が急いでカッパを着ていると、玉木さんが工具箱を開け、必要な道具や部品の確認。私も、購入した部品や持ってきたものを展開。なんと、玉木さんは、マイ工具を持参してくださっていました。

ドロドロになるのを覚悟し、気合が入っていた私ですが、玉木さんがスパナを手に取り、ボルトのサイズを確かめ始めて・・・。と、そこから最後まで玉木さんが作業してくださいました。私がやったことといえば、玉木さんのサポートをする児玉さんのサポート、そしてゴミまとめや工具の整頓でした。

まず、エンジンオイルを抜く作業。よし!と思ったのも束の間、硬くてボルトが回りません。ここが1番の難所でした。パイプをかましてテコの原理を使うも、びくともしません。戦うこと約10分、やっと回りました。急いで、いいサイズに切ったクリアファイルをスロープにし、加工したペットボトルに流しこみました。

真っ黒なドロドロとしたオイルが次々と流れ出てきました。「あほうどりのお腹の中がキレイになって、次に走るときは気持ちがいいだろうなあ。」と思いました。

次にギアオイルの交換作業。裏側にあり、なかなか手が届かず、左舷クウォーターバースから手を入れながら、狭いところでの作業。私にできることと言えば、手元にあかりを照らすことぐらいでした。

続いてオイルフィルターの交換。ゲンコツほどの筒状のもので、交換箇所は、前面から見えるところにある。クルクルとまわして取り付け。

今度は、インペラの交換。インペラとは、冷却すいを循環させるためのゴム製の羽根。大きさは500円玉くらい。玉木さんが古いものと新しいものを重ねて見せてくれました。古いほうは、回り続けて力がかかっているため、羽の部分が「くにょ。」っと曲がっている。外さないと見ることができないものなので、とても勉強になりました。古いインペラは、もう少し使えそうだったので、予備として保管。

そして、私が今回びっくりしたナンバーワンの作業「ジンクの取り替え」。ジンクとは、防蝕亜鉛でエンジンが電蝕しないようにする部品。形状は、親指ぐらいの太さで、薄い紙のパッキンと金具を挟み、ボルトで締めてから取り付ける。使い続けると、どんどん溶けてしまう。前回いつ交換したか、整備記録がないのでわからないが、角がなくなるくらい溶けていた。「海水から守るために溶ける部品」に感動した。古いジンクさん、今までご苦労さまでした。

そして、ギアオイルとエンジンオイルを入れ、作業終了。超緊張の2時間でした。

途中、「デコンプレバー」というものを教えていただきました。滅多に使わないが、エンジンがかかりづらいとき、レバーをたおしてかけると、空気が圧縮されないので簡単に回るそうです。

古いエンジンオイルの量は1リットル弱(かっこ、ペットボトル半分)ほど。1リッター11円で、マリーナ給油所にて引き取ってくれることを確認していたので持って行くと、「このぐらいの量なので、お金はいいです」と、サービスしてくださいました。ほかのかたは20リットルとか廃油するようですので、びっくり。

今回、オイルや部品選びから、交換作業まで、全て玉木さんが行ってくれました。作業時間2時間で、玉木さんは「早く終わってよかったですね」とおっしゃっていましたが、私にはとてつもなく長い時間に思えました。

勉強するところがたくさんあり、こういう体験は、その場で直せなかったとしても、不調になった時の原因究明に役立つ、とても素晴らしい体験だと思いました。

この報告書も、ネットで調べたり、玉木さんに確認させていただいたりしながらまとめました。

最初から最後まで作業とご指導くださった玉木さん、細かいサポートをしてくださった児玉さん、寒い中お付き合いくださったとのがいちさん、どうもありがとうございました。

あほうどりさん、今度のセーリングは気持ちのいい走りになるよ、楽しみだね。

報告書作成者:副田和美