2010年12月 JBSA東京 セーリングレポート

TOKYO2010/12/04 セーリング報告
皆さん、こんにちは、久々に東京の鈴木がセーリング報告を行います。

日時: 12月4日(土曜)、夢の島9:50全員集合
天候: 快晴、16度、風 微風、波:0.5m。
参加者(敬称略)
サイテッド3名 橋本、小柴、谷下田
ブラインド4名 安達、内村、湯川、鈴木
使用艇:あほうどり

「今日は暖かいね」と言いながらT-26バースへ向かう。
屋上の吹流しは、だらりの帯。港内は無風状態。
エンジンを始動、「オーぅ!、一発でかかった!」と歓声があがる。
準備を整え10:30出港。いつもの通り機走で東京湾に向かう。

エンジン音も軽く今年最後のセーリング、水を切って船足は軽い。暫らくぶりの乗艇に私の心も弾む。
建設中のスカイツリーを背に、波穏やかな東京湾を「これでは練習にならないね」と言いながら機走を続ける。
橋本さんが「3時方向に富士山が見えるよ。雪をかぶっている」皆が振り向く。
11時方向にディンギー数艇が練習中。風がないのでどの艇も止まっている。どうやってここまで来たのだろう。

昼近かったので「あほうどり」もエンジンを止めて、談話室に早代わり。早速ビールで乾杯。一年を振り返って話が始まる。
内村さん差し入れのワインの栓がすがすがしい音を立てて抜かれる。「オーゥ、これは美味い!」の歓声があがる。上空には薄い雲を透かして春を思わせる日差しが心地よい。
まだ暫くは無風状態が続きそうだ。「これは湯川さんからの千年焼酎、毒見したいね」と言いながら栓が抜かれる。よい香りが「あほうどり」を包みこみ、海面にまで広がる。
ますます話が盛り上がり、話題が広がる。

来年は、出港前の準備、帰港後の整理もブラインドが分担し、サイテッドの指導で行ってはどうだろうかとの話なども出た。
ブラインドがバウ担当、センター担当、スタン担当に別れてその日の担当者になる。
そして、
・出港前の準備・点検から
・帰港時の整理格納、までを行うようにする。
サイテッドは指導者としてこれらの指導と手助けを行う。
これは会話のワンシーンです。こうすることでブラインド・セーラーが育ち、共に充実したセーリング・ライフを楽しめるのではないだろうか。

そろそろ風を感じ、前方に4本マストの帆船が止まっているのを見つける。「海王丸」だ。
「あの帆船を回ってこよう」との声にタックしてコースをとる。微風のため近づくのに時間がかかった。
誰が押したのかシャッター音が響く。
「海王丸」からエールが送られる。「あほうどり」からもエールを返す。誰からともなく「乗ってみたいね」との声が漏れる。こうして、帆船を1周して帰途につく。
帰途はまた機走で、15:45バースに到着。
今日は、久しぶりに潮風を全身に浴び、世俗を離れ皆さんと談笑し、この上ない幸福感に浸らせていただいた。

サイテッドの橋本さん、小柴さん、谷下田さんありがとうございました。
参加された皆さんお疲れ様でした。
末筆になりましたが、飲酒運転をした乗員は一人もいなかったことを付け加えておきます。
また洋上でお会いしましょう。

次回は12月19日(日)です。
当日は、愛艇「あほうどり」の一年の活躍に感謝を込めて、大掃除を行いますので、雑巾1枚をを持ってご参加ください。
なおキャビン内の物品は全て持ち出し、洗浄し一日太陽に干し、風を通します。
多数の皆さんの参加をお願いします。
これで東京の鈴木から12月4日の年内最後のセーリング報告を終わります。