活動報告 2025年6月8日 JBSA神奈川 湘南レース第6戦

活動日:2025年6月8日
イベント名:湘南レース
事業種別:レース関連事業:レースに関する活動。安全講習会や表彰式など
活動種別:レース
担当支部:神奈川
使用艇:ルミナス
参加ブラインドの名前:殿垣内 小倉
参加サイテッドの名前:秋山、堀江、福島
会員数:5
体験者数:1
その他:0
合計参加者数:6
開始時刻:8:53:08
終了時刻:14:25:04
天候など:晴れ
航行情報:所要時間:5時間31分56秒 航行距離:29.07km
連絡事項:
活動のようす:
6月8日 湘南レース報告書

朝からどこか思わせぶりな風が吹くなか、湘南レースの海上・秋谷沖を目指して、ルミナスはハーバーを出航しました。
この日のルミナスには、かつて青山学院大学ヨット部の監督を務められた秋山さんと上村さん、そして現役監督の福島さんが乗艇していました。

ここで、JBSAと青山学院大学ヨット部との関係についてご紹介いたします。
JBSAの創設者である竹脇さんは、青山学院大学ヨット部の創部者でもあります。今から30年前、青学ヨット部のOBの皆さん、そして多くのヨット関係者の協力のもとに、JBSAは設立されました。その際、竹脇さんの後輩としてJBSAを支え続けてきたのが秋山さんであり、さらにその後輩の竹内さん、大木さん、中尾さん、福島さんたちが、創設者のブラインドセーリングへの揺るぎない熱い思いを守ってきました。
そして今回、新たに上村さんがJBSAの会員として加わってくださいました。

長年にわたりブラインドセーリングの礎を築いてこられた青学ヨット部OBのトップ・秋山さんですが、今回の湘南レースの後に腰の手術のため、しばらく活動を休まれる予定とのことでした。そのため、なんとかこの機会にご一緒したいという思いから、ブラインド2名が先着順エントリーで参加枠を確保。
サイテッドの、秋山さん、上村さん、福島さん、堀江さん。そして、ブラインドの殿垣内さんと小倉の計6名での参戦となりました。

レース海面へ向かうまでの時間は、他愛もない会話で盛り上がりましたが、皆さんのレースに対するアンテナは、常に張り巡らされていました。
レース海面付近では、スピンワークの練習と各ポジションの確認を行い、どのような風でも対応できるよう準備を整えます。
小さなミスが結果に直結するからです。

しかし、風はさらに弱まります。
先行クラスがスタートを切り、いよいよルミナスのクラスです。
スタートライン付近では良いポジションをキープしていたものの、合図とともに「NA」旗が上がり、「ノーレース」となりました。
どうやら、先にスタートしたクラスもまだ上マークに到達できていなかったようです。

「これから吹くかもしれない」というわずかな期待もありましたが、残念な気持ちでシーボニアへの帰港を開始。その途中、進路を赤白ブイへと変更し、数週間前に散骨されたという竹内さんに、一同ご挨拶。
竹内さんも秋山さんの後輩であり、長きにわたりJBSAの仲間として、また指導者として、共に歩んでこられた方でした。
かつては青山学院大学ヨット部の監督も務めておりました。

今回の湘南レースは残念ながら「ノーレース」となってしまいましたが、最後は秋山さんの一日も早いご快復を願って、全員で乾杯。
風は吹きませんでしたが、思いのこもった一日となりました。

報告書作成者:小倉恵子