東京レポート 8月4日

文 鈴木克己(JBSA東京)

日時  2007年8月4日 集合 夢の島10時
天候  快晴、気温31度
風   南南西、平均13.6(最大瞬間風速16.7)
使用艇 あほうどり
参加者(敬称略)
 サイテット(5名) 二瓶、佐藤夫妻、橋本、竹内
 ブラインド(2名) 宮城、鈴木

九州、四国、中国地方に被害をもたらした5号台風は日本海に抜け秋田沖を北上中。東京は抜けるような夏空に太陽が輝いている。
風は陸上で5?6、マリーナの屋上には吹き流しが揺れているが赤色旗は見えない。
口々に「ラッキー、ラッキー!」と言いながら10時前に全員が集まった。

出港届けも既に提出した。「では行こう!」と立ち上がりかけたとき、突然館内スピーカーから「本日午前10時現在出港禁止いたしました。南南西の風、平均13.6(最大瞬間風速16.7)との放送。それまでの期待が崩され、その場にまた座ってしまった。
竹内さんから「風待ちだなー。それでは午前中、何をしようか?」と言われ、「ヨットを全部触ってみたいのですが」と宮城さんの発言で全員あほうどりへ移動する。

宮城さんと私は艇の最後部から手当たり次第に触れるものを見付けては竹内さんに説明を受ける。デッキ上には余りにも多くのロープ類やわいやー類が張り巡らされていることを知る。そしてこのロープを出したり引いたり固定するためのウインチやクリートその他の部品がところ狭しと配置されているではないか。ジャムクリートを使ってロープの正しいかけ方を習う。ロープを時計方向に一巻きし仮止めの後、下方の角に左から右に回しがけし、上部の角にも左から右方向に綾にかける。このときロープは綾の下にきて固定されるようにかけるのが正解だと教えられた。もやい綱などはここまでしておかないとロープが緩んで船が流されてしまうのだそうだ。文章で書くと理解しにくいので、実践を重ねて身に着けることだと実感した。

デッキを這うように怖々前方へ向かうと、「危ない!、ハッチが開いているよ」と声がかかる。最前部にある航海灯にも触ってみた。「夜間はここに赤色と青色の光がともされるけれど、赤色灯は船のどちら側か?」との質問に、「私は見たことがありませーん」。
デッキにはいつの間に出したのか、キャビンにあった湿ったマット類が並べてあった。そして錆びないためにか今ターンバックルに誰かが油をさしているところだった。

ヨットを快適に安全に楽しむにはこのようなことにも気を配り、手入れを怠らないことなのか。このようなことならブラインドの私でもできることだから心がけなければと思った。
12時の放送でも風は治まる様子がなく、断念することにして解散した。

二瓶さん、竹内さん、橋本さん、佐藤さん、恵美さんありがとうございました。5号台風の余波で出港できなかったけれど大変有意義な時間でした。
宮城さん勉強になりましたね。今日も新たな発見ができました。

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