活動報告 JBSA東京 2025年3月20日 任意活動

活動日:2025年3月20日
イベント名:レース対応練習&デークルズ
事業種別:技術向上事業:定期活動、クルージング、レース練習など
活動種別:任意活動
担当支部:東京
使用艇:あほうどり
参加ブラインドの名前:酒井,殿垣内
参加サイテッドの名前:古庄,玉木,副田
会員数:5
体験者数:0
その他:0
合計参加者数:5
集金金額:7500
集金内容:活動参加費5名分
現金預かり者:副田
開始時刻:10時9分
終了時刻:15時49分
天候など:天気:晴れのち曇り, 気温:12度, 風速:2から6ノット
航行情報:航行時間:5時間40分, 航行距離:30キロメートル
連絡事項:・燃料残量船体半分
・サーモスタットのバネの動きがわるくWater警告ランプと警告音
・警告でたら回転数を一旦落として音が消えたら再度アップ
・逆に回転数低くて警告音が鳴ったときは回転数をあげて警告音消音
・サーモスタットのバネを交換すればなおる可能性が大きいため注文
・トイレ問題はひきつづき大丈夫

活動のようす:
急遽前日に企画、募集した任意活動。ブラインド2名、サイテッド3名で、予報の7から9ノットの風を信じて出航。結果は、2から6ノットぐらいでした。
3日後のTYCレース第1戦のブラインドは、なんと私ひとりということで、まさかのヘルムスをせざるをえず、致し方なく、滅多に持ったことのないティラーという名の棒をもち練習させてもらいました。
まっすぐ走るのは、サイテッド会員が修正してくれるはずなので、もうそれは今回はよしとするインチキを決定。
問題は、タックとジャイブができるか、ランニングでワイルドジャイブさせないことができるか。
さらには、ポートアプローチでカミマーク回航してワイルドジャイブさせることなくランニングしたのち、すぐにジャイブ、シモマークまで誰もブームで海へ叩き落とすことなく到達し、回航後、クローズまで素早くもっていけるか、
そもそも、スタートマニューバリングでのタック回し、ジャイブ回しをしながら、スタートラインに平行に走れるか。もちろん、並走するヨット、左右からくるヨット、正面からくるヨット、後ろから抜いていくヨット、こうした他艇に対して保険金を使用せずに走れるか。

次回のサイテッドスキッパーは堀江さんなので、ヘッダーコールに合わせてダウン、ベロシティか?と堀江さんが探ったらそのまま判断がくだるまでキープ、とはいってもヘッダーを利用して突如タックなどと言われても混乱せずに荒木さん特性の舵棒をを操れるか。
ダウンウインドでは、わずかな隙間を狙ってスピンをつぶさぬよう走り、しかも、風はカミマークからずっと吹いてくれるわけとは限らず、カミマークなのに、ポートタックでまわることになるかもしれず、そんな複雑なことになったらお手上げです。
こういう、恐ろしいことは、これまで小倉さんや菊池さんなど、ベテランのヘルムスさんがやってくれるものであり、自分はロープをひっぱったり、ゆるめたりしていれば良いだけと思っていただけに、緊張の練習タイムでした。
おそらく、JBSAに入会後8年目にして、最も長い時間ティラーを持ちましたが、最低でもこの練習をあと10回やれば、TYCレースにヘルムスで出てもいいかもと思い、今度のレースは当日、おなかがいたくなる予定とすることにしました。

体温計も、スボンでこすって熱をあげ、ただ、ジーパンでこすると45度とかああり得ない高熱になるため、気を付けることが必要だと、古庄さん、玉木さんとも話、みんな同じことをしたことがあるんだなと驚きました。しかし、この年でそれをまた、週末にすることになるとは思いませんでした。
まあ結果を記すと、金子さん、菊池さんというメシアが天より降臨し、ティラーもメインも担当してくれるので、これで私のおなかは安泰となりました。
当日は、舵棒の代わりに自撮り棒を持って、レースの様子を広報用に撮影しながら、堀江さんの指示にしたがい、あっちへ座り、こっちで寝転びと、あほうどりを傾けたり、平らにしたりすることに集中すれば良いので、自艇も他艇も私によって危険なめにあわずに済むこととなりました。
しかし、お父様が海の男でいらしたとはいえ、初心者酒井さんの風を捉える高感度センサーと、360度の数値での方位の認識力には驚きました。


さらには、バーチャルスタートラインに並行に走りながら、ジャイブ回し、タック回しとした際には、「ジャイブ回しをするとスタートラインから離れていってしまいますね」と、私が理解するまでに3年かかったことをあっさり。
わざと上に書いてきたような、ヨット用語がいきかいながらの練習だったのに、まるで、何度かレースやったことありますというような雰囲気。素晴らしいです。


でも今回の経験で、私のヨットに対する思いは、新たなステージに、入ったような気がします。たぶん。
まっすぐ走ることができるのは、基本中の基本かもしれませんが、私の場合、その練習はもって7分。
しかし、タックしジャイブし、のぼってくだって、くるくる回って走るのは楽しく、ちょっと、あの自分には関係のないと思っていた棒にも興味がわいてきました。
微風練習中心ではありましたが、もちろん、甲州ワインを甲府から持ってきてくださった酒井さんのワインもしっかり堪能。
楽しいセーリングタイムでした。

報告書作成者:殿垣内 大介