活動報告 JBSA東京 2020年11月15日

活動報告書 JBSA東京

【活動日】2020年11月15日(日)
【参加者】7名(順不同敬称略)
ブラインド:長谷川,殿垣内
サイテッド:小柴,村上,副田,古庄,安田

【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【出港時刻】10時10分
【帰港時刻】15時6分
【航行時間】33時間54分
【走行距離】21.6km
【天気概況】晴れ,気温20度,風速1〜3m


またしても、ほぼ無風。
後半に6ノット程度の風が吹き、クローズ、アビーム、ランニングなど。まあ、これらのどれかなので、当たり前だが。

ただ、私がヘルムスで、方向転換を含めて一度にすべてしたことがなかったので、記してみた。面白かった。

今回は、珍しく橋本キャプテンがいらっしゃらなかったため、離岸や着岸、機走での移動や大半の無風時間のヘルムスは、副田が担当。忘れないうちに先に記しておくと、今回の着岸は100点と小柴さんが褒めていらした。

村上さんがコーチ兼スキッパー、小柴さんは全体管理とおそらく何かあった時には責任を負ってくれる係、そしてもちろん盛り上げ担当。
長谷川さんは終始のんびりとすごす係で、安田さんはセーリングの微調整やシート関連、古庄さんはご自宅での過ごしかたと「先生」こと愛猫の気まぐれ生活の話担当。先生はたいそう海苔がお好きなご様子。

羽田沖で、IOCのバッハ会長が乗るプライベートジェットが上空を通過。

困ったことに、風が無さすぎて書くこともない。猫やIOCの会長を登場させてもこれが限界なので、今回は以上。

上記で終わらせるつもりだったが、そろそろ11月26日が近づいているので、もう少し記したい。この日は、私が初めてJBSAで体験セーリングをさせてもらった記念日。懐かしの協力艇バッカスで、個性的なキャラクターのかたがたが歓迎してくださった。

JBSAの仲間に加えていただいてから、私は神奈川支部活動、東京支部活動、本部事業、有志活動と、スケジュールが重ならない限り、ほとんど参加しているため、おそらく最も活動参加回数が多い会員と思われる。もちろん、かつての皆さんほどの活動量ではないが、とにかく、JBSAに入ってから、私は人生最高の時間を過ごさせてもらっている。

日本視覚障害者セーリング協会は、「視覚障害者」と団体名に記してあるので、視覚障がい者のための活動をおこなう団体であるわけだが、私がJBSAの皆さんが、すばらしすぎると思っている理由の一つは、私の知る限りほとんどのサイテッド会員が、「ボランティア活動をしている」とか、「障がい者を助けてあげている」といったふうには、思っていないことだ。

皆さんにとって、そんなことは意識するまでもなく当たり前のことで、それより、「一緒にヨットを楽しみましょう!」という気持ちであることは、本当に素晴らしい人々の集団だと思う。こうして皆さんと出会えたことに、感謝の念が尽きない。

コロナの状況は、益々厳しいものになりつつある昨今だが、JBSAの皆さんと試行錯誤しながら、この団体がさらに発展して、多くの視覚障がい者の光になることの一翼を担えたら幸いと思う。

報告書作成:殿垣内大介