2020年10月 東京支部活動報告2

活動報告書 JBSA東京

【活動日】2020年10月18日(日)
【参加者】9名(順不同敬称略)
サイテッド:橋本,三場,村上,副田,古庄,安田,Alan
ブラインド:村井,殿垣内

【使用艇】あほうどり(夢の島マリーナ)
【出港時刻】10時10分
【帰港時刻】14時30分
【航行時間】4時間20分
【走行距離】34km
【天気概況】曇り時々晴れ,気温18度,風速3〜6m


この日は、ディズニーランドや羽田空港を越えて南下したあたりで、東西に何度か往復し、主にクローズホールドでの走りを練習した。三場さんがスマホで時速を実況してくださっていたのだが、最高で6ノット程度。

今回私は、JBSAに入って最も長い時間ティラー操作をし、橋本キャプテン、村上コーチ、古庄先生に囲まれ、沢山のご指導をいただいた。上述の各師匠の肩書きの違いは、その性質を表しているのだが、これは後に記す予定。

しかし、これまで古庄さんは、お優しく、皆と会話をされるのが好きな、Mさんの表現をそのまま使うと「マークXのおじさん」だったのだが、実は予想していたより遥かに高度なセーリング技術をお持ちであることが判明した。

諸事情により、あほうどりの上で起きている詳細な情景をここに記すことはできないが、とにかく大変気分の良さそうであった村上さんの、体育会系鬼コーチのご指導は最高だった。
インチキ視覚障がい者と見られがちな私のブラインドの程度も、だんだん本物になりつつあるのなか、村上コーチの、上腕や前腕を持ってティラー操作の指導をしてくださる方法は、とてもわかりやすかった。
ティラーを直接一緒に持って指導していただく場合、例えば私が引いた時、ティラーにかかっている力が、海の抵抗なのか指導してくださっているかたが反対側に引いてくださっているのかがわからない。そのため、先生から私がティラーを奪おうとしているような格好になってしまうことがしばしばある。腕を触って動かしていただけると大変ありがたいということがわかった。

村上コーチの詳細な指示のほか、橋本キャプテンがマストのあたりから全体的な指示をだしてくださった。
古庄先生は本当にお優しいかたで、私が橋本キャプテン、村上コーチから大量の指示を受けているのを哀れに思われてか、「これは難しいことだから気にしないで大丈夫」というような趣旨の言葉を、たびたびかけてくださった。

これまで、クローズホールドで風上にのぼる際、コースからはずれたことがわかっても、顔に感じる風だけでは、左右どちらにはずれたのかを判断することが難しかった。今回はその見分けかたを教えていただき、ようやく理解できた。

著しく減速した場合は、デッドゾーンに入ってしまったわけだから、風上にのぼりすぎ。
逆に、風下に落としすぎた場合は、アビームで走り続けることができるので、風上にのぼりすぎた時ほど減速しない。

「それは俺も教えたぞ。」と仰るかたが、もしかしたらいるかもしれない。その方々にはお詫びするしかないが、ようやく分かった次第。ただ、分かったのと実際にできるのとは異なるので、今後もたくさん練習させていただきたい。

ところで、安田さんがティラーを担当されているとき、メインやジブを、私なりに考えて操作していたのだが、せっかく安田さんが良い風を捉えて、スピードに乗せてくださっているのに、減速させてしまうなどしていた。しかし、安田さんには申し訳なかったが、どうしたら減速し、どうしたら元に戻せるのかを試すことができて勉強になった。

ポンツーンへの着岸は、今回もそえだが担当し、見事に成功させていた。

次回も、楽しいデークルージングをしつつ、練習も役割を交代しながらできたらいいなと思う。今回もアランさんは、なぜか遠慮気味だったので、次は是非、ティラーやメインなどの操船に携わっていただけたらと思う。

【追記】

上記の報告書には、村井さんの活躍が記されていませんが、トークとお土産の担当をしてくださいました。また、放課後には新木場駅前のお店で、上から下まで、色々なお話をしていただきました。詳細は省きます。

報告書作成:殿垣内大介